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治験薬一覧:U

木曜日, 8月 16th, 2007

治験記号:U-100766

<一般名:linezolid>

概要

[商]ザイボックス(アップジョン)。リネゾリド。新規抗生物質。オキサゾリジン系。申請中。[剤型]静注用剤・錠剤。本薬は従来にないオキサゾリジノン系抗生物質で、多剤耐性肺炎球菌、ブドウ球菌属及び腸球菌属を含む薬剤耐性グラム陽性菌に対し広汎な抗菌活性を示す。本薬は耐性菌の遺伝子に結合し、蛋白合成を初期の段階で阻害する。

出典

明日の新薬CD-ROM,2000.12版

治験記号:U-54461

<一般名:bropirimine>

概要

[治験薬]
膀胱上皮内癌。ブロピリミン。経口剤。インターフェロン誘導作用のある経口抗癌剤で、膀胱上皮内癌48例に対する後期第II相臨床治験で41.5%の奏功率が得られたの報告。U-54461S。(ファルマシア・アップジョン)。

出典

高杉益充:月刊ミクス,2:86-87(2000)

治験記号:UH-AC62

<一般名:meloxicam>

概要

[治験薬]
消炎鎮痛剤。COX-2選択性。スーパーアスピリン。[適]慢性関節リウマチ、変形性関節症。
プロスタグランジン(PG)を産生する酵素シクロオキシゲナーゼには、COX-1、COX-2の2種の酵素が存在し、COX-1は、血小板、胃、腸、腎など殆どの組織に常時存在し、生体の生理機能の調整に関与する。

一方、COX-2は比較的限られた単球、線維芽細胞、滑膜細胞、血管内皮細胞など特定の細胞に存在し、何らかの刺激により一過性に誘導され、炎症や発熱など病理学的作用にかかわるPGの産生に関与している。従来の非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)では、COX-1、COX-2の両方を阻害するため、
COX-1阻害による胃腸障害などの副作用が発現する。従って、選択的にCOX-2を阻害することで、
抗炎症作用が優位にあらわれ、COX-1阻害による副作用が軽減できる。申請中。[商]モービック(日本ベーリンガー)。

出典

1)奥田隆彦.新薬展望1998.COX?2阻害薬.医薬ジャーナル.増刊号.34(S-1),1998,88-93.
2)今井史彦.新薬展望1999.COX?2阻害薬.医薬ジャーナル.増刊号.35(S-1),1999,136-140.