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『海晏寺あたり』

木曜日, 3月 17th, 2011

鬼城竜生    

京浜急行の“鮫洲駅”から“青物横丁駅”の間、左側の車窓から大きな寺院がみえる。最初“沢庵和尚”が住職をしていたという“東海寺”だとばかり思っていたが、前回“東海寺”と“海蔵海晏寺-01寺”を廻った結果からいえば、全く別な御寺だったということである。

2010年4月13日(火曜日)前回撮した“海蔵寺”の写真を確認するために出かけた序でに、気になっていた御寺を見てくることにした。実際に門前に行ってみると“海晏寺”という御寺であった。

曹洞宗系単立の海晏寺は、補陀落山と号し、もと三田功雲寺末であると紹介されている。建長三年(1251)頃鮫洲に浮上がった大鮫の死体から正観音木像が出てきたことから、その正観音木像を安置するための堂宇として、建長寺開山大覚禅師を迎え創建された。戦国時代に荒廃したが、徳川家康の命により再建、文禄二年(1593)本多佐渡守正信を迎えて、臨済宗建長寺派から曹洞宗系単立として中興開山し、現在に至っているとされる。

南北四十町余、東西十町余の寺域を与え、土木の工事が成って建長寺開山大覚禅師を迎えて開山とし、寺領百貫の地を寄附し、別に八十貫文の地を与え、寺中に四院二庵及び堂宇二ヵ所等を建てた。また弘安の頃、相模守平時宗は新たに堂を作り、所持の阿弥陀像を安置し、供養料二十貫文の地を寄附する。その後関東は荒海晏寺-02廃し、堂宇も又兵火によって焼失し、什宝はことごとくを失うのである。その後再造されることになったが、わずかに十分の一にすぎなかった。
嘗ての海晏寺の境内は、楓樹が多く、元禄頃から紅葉の名所となり、時季になると文人墨客が集まり境内に宴をはって遊山の酒に帰るのを忘れる程であったという。当時の俗謡に「あれ見やしゃんせ海晏寺、真間や高尾や竜田でも、及びないぞえ紅葉狩り」というのが流行したと云われるの説明がされている。江戸時代には「御殿山の桜」とならび紅葉の名所として知られていた。

海晏寺には、宇和島藩の出身で維新後、大審院長となり、大津事件では司法権の独立を護ったとされる児島惟謙の墓があるとされる。他に岩倉具視、松平春嶽(幕末の福井藩藩主)、中根雪江、由利公正、山内豊信(土佐藩藩主)の墓があるが、一般には公開されていない。

今回は、携帯電話を持って出るのを忘れたため、歩行数の把握ができないので、海晏寺の写真を何枚か写し、そのまま帰ろうと思ったが、昼飯を食いに入った鮫洲駅の裏通りに八幡神社があるのを見つけ、序でに写真を撮らせて戴くことにした。

鮫洲八幡神社は古くは御林八幡宮と称せられていた。主神として誉田別尊(ホンダワケノミコト)を奉斎し、気長足姫尊(オキナガタラシヒメノミコト)を配祀、伊弉諾尊(イザナギノミコト)、伊弉海晏寺-04海晏寺-12海晏寺-18丹尊(イザナミノミコト)を合祀しているとされる。また、境内末社として出世稲荷神社、富士浅間大神、更に池の中に厳島(いつくしま)神社(通称 弁天社)と漁呉玉(なごたま) 神社(通称水神社)が祀られていると紹介されている。

創祀の年暦は定かではないとされるが、新篇武蔵風土記稿、府内場末沿革図書等に、既に記載が見られるとされている。寛文八年三月七日書上帳にも記載のあることから、寛文年間(1661-1672)以前の御林町草創より建立され、同村総鎮守であったものと推測されている。明治五年の神仏分離の制定前は、常林寺(来迎院)、来福寺が別当とされていた。元文三年修復遷宮し、文化十年(1813)再建されました。

境内には土地柄、猟師の寄進した嘉永二年(1849)造立の狛犬や安政三年(1856)造立の灯篭が見られる。また、境内を囲む古い石垣も猟師の寄進したものだとされる。現在の社殿は昭和四十七年(1972)に遷宮されたものだとされる。

鮫洲八幡神社のある鮫洲は、旧東海道沿いにあり、古くは御林町(おはやしまち)と呼ばれ、猟師(漁師)町であり、御菜肴八ヵ浦 (おさいさかなはちかうら)内のひとつに数えられていたとする紹介がされている。御菜肴八ヶ浦とは、新鮮な魚介類を将軍家に献上する義務を持たされた漁場であるとされる。また、江戸湾四十四ヵ浦の漁業上の元締めとなって、優先的な特権を持っていたとされる。八ヵ浦とは本芝・芝金浦・品川浦・御林・羽田・生麦・神奈川・新宿の各猟師町のことをいう。

更にウロウロしていたら“青雲稲荷神社”「この先左側です」とする矢印があったのでそれに連れて行ってみたところ、自動車の通行は無理という狭い道なりに暫く行くと、小さな社があり、左側の社務所の前に手水舎があり、信者と思われる人が掃除をしていた。社殿前の狐の写真を撮ろうとしたところ、網を外しましょうかと行ってくれたが有り難く御辞退し御賽銭を上げさせて戴き、写真を撮らせて戴いた。

    (2010.6.29.)   

『タミフル考』

木曜日, 3月 17th, 2011

        魍魎亭主人 

27日午前1時20分ごろ、仙台市宮城野区の13階建てマンションの11階からマンションに住む中学2年の男子生徒(14)が約30m下の駐車場に転落し、頭などを強く打って死亡した。仙台東署によると、生徒はインフルエンザを発症し、26日は中学校を欠席。医師から治療薬「タミフル」10錠などを処方され、26日夜の就寝前までにタミフル2錠を服用していたという。転落の直前に苦しがり、そばに寝ていた母親を起こし、「トイレに行く」といったまま玄関を出たという。生徒は11階の自宅前の共用通路にある高さ1.26mの柵を乗り越えて転落したと見られる。遺書などはなく、変わった様子も見られなかったことから同署は自殺の可能性は低いとみて、タミフル服用と転落の因果関係などを調べている。

タミフル服用後の事故は、今月16日にも愛知県蒲郡市で女子中学生(14)が自宅マンションから転落死したケースがあり、厚生労働省は製薬会社を通じて情報を収集する。柳沢厚労相は、服用と事故の因果関係について、「専門的な検討をしなければいけない」としたが、現時点での注意喚起については「根拠がしっかりしていることが必要」と否定的見解を示した。

同省によると16歳以下がタミフル服用後に死亡したケースは、昨年10月末現在で16例報告されたが、専門家による検討で因果関係は「否定的」とされた[読売新聞,第47045号,2007.2.27.]。

インフルエンザ治療薬「タミフル」を服用した中学生が転落する事故が、2月中に2件続いたことを受けて、厚生労働省は28日、「未成年者がインフルエンザにかかると精神・神経症状がでて、異常行動をとる場合がある」として、発症後2日間は未成年者を1人にしないよう注意を呼びかけた。同省は2件については調査中だが、現段階では、タミフルと異常行動の因果関係を否定している。

同省は、小児や未成年の患者が自宅で療養する場合、

?異常行動が起きる可能性を医師が説明する。
?インフルエンザ診断後、少なくとも2日間、1人にならないよう保護者が配慮する。

………ことが事故防止に適切としている。厚生労働省の研究班の調査で、異常行動の95.6%が発症後2日間に集中していた[読売新聞,第47047号,2007.3.1.]。

インフルエンザ治療薬「タミフル」の使用後に異常行動を起こした事例が新たに2例あったことが判明し、厚生労働省は20日、10代への使用中止を求める緊急安全性情報を出すよう、輸入・販売元の「中外製薬」(東京都中央区)に指示した。厚生労働省ではこれまで、タミフルについて「安全性に問題はない」としていたが、対応が必要と判断した。ただ、10歳未満については中止は求めず、これまで通り保護者に注意を呼びかけるとしている。

厚生労働省によると、先月7日、昼と夜にタミフルを服用した10代の男児が、翌日午前2時ごろ、素足で外に走り出すなどした後、自宅2階から飛び降り、右膝を骨折。また、今月19日にも、昼と夜にタミフルを服用した別の10代男児が、深夜に自宅2階のベランダから飛び降り、右足のかかとを骨折する事故が起きていたことが20日同省に報告された。今年2月には、中学生2人がタミフル服用後に自宅マンションから転落して死亡する事故もあったことから、厚生労働省では、タミフルと異常行動の因果関係については「否定的」との見解を変えないまま、”警告”が必要と判断した。

これまでの事例から、異常行動を起こした場合、親などが制止しにくい年代の10代に対象を絞り、「原則として使用を差し控える」ことを求めている10代未満については、インフルエンザ自体による死亡事例も他の年齢層と比べて多く、タミフル使用の必要性があるとして、使用中止は求めず、これまで通り、インフルエンザと診断されてから2日間、目を離さないよう保護者に呼びかける

厚労省によると、昨年10月末現在で、16歳未満でタミフル服用後に死亡した事例は16例。また、17歳の事例1件も含め、異常行動後に転落死するなどした事例はこれまでに5件が確認されている。しかし、専門家が症例を検討し、因果関係に否定的な見解を示したことなどから「現段階でタミフルの安全性に重大な懸念があるとは考えられない」としてきた。21日未明に記者会見した厚労省の黒川達夫審議官は、「新たな事例が報告され、(安全性を)再度評価しなおし、注意喚起のレベルを上げようということになった」述べた [読売新聞,第47067号,2007.3.21.]。

「安全性に問題はない」という姿勢から一転して10代に対する投与見合わせ方針が決まったインフルエンザ治療薬「タミフル」。21日未明に緊急会見を開いた厚生労働省は服用と異常行動との因果関係を否定しながらも、「慎重に対応してもらいたい」と苦しい説明に追われた。一方、タミフル服用後に子供が死亡するなどした家族らは、厚労省の対応の遅さを批判した。

新たな2件の事故報告を受け、厚労省幹部と中外製薬の担当者は、21日午前0時過ぎから、同省で記者会見した。厚労省によると、2例の事故のうち、今月18日に発症した事例については、20日、医療機関から直接同省に報告があった。2月上旬に発症した事例については、3月上旬時点で「異常行動があった」という報告は寄せられていたものの、飛び降りについてはこの日になって中外製薬からの情報で判明したという。

同省幹部は、これまでと同様、今回の2件についても「タミフル服用との因果関係については否定的」と強調。その一方で、一転して投与中止を指示したことについては、「これまで注意を促してきたが、残念ながらこのようなことが起きてしまった。関係があるかないかに係わらず、取り敢えず使用を差し控えてもらいたい」と説明した。

タミフルに詳しい菅谷憲夫けいゆう病院小児科部長(横浜市)は「因果関係がはっきりしていないのに、10代に限定するのでは現場が混乱するのではないか。どうしてもタミフルが使えないなら(別の治療薬である)リレンザを使えばいいだろう」と話している。
タミフルを服用した子供が転落するなどして死亡する事故は、過去3年余りの間に、少なくとも5件確認されている。

タミフル服用後の異常行動で死亡した事例

2004年2月 岐阜 高2男子が雪の中をはだしで自宅から飛び出し、トラックにはねられて死亡[薬害タミフル脳症被害者の会 家族設置]。

2005年2月

愛知 中2男子マンション9階から転落死。
2006年7月 沖縄 中1男子が県営住宅から転落死。6階の自宅から9階廊下に移動した可能性。
2007年2月 愛知 中2女子が自宅マンションから転落死。10階外廊下の手すりを乗り越える。
宮城 中2男子が自宅マンションから転落死。11階の転落防止壁を乗り越える。

このうち、今年2月下旬に仙台市のマンション11階から中学2年の男子生徒が転落死した事故は、最初の服用から2日目の未明に起きた。医師は処方の際に「異常行動をとる可能性があるので、2日間は一人にさせないように」説明していたが、生徒は、隣で寝ていた母親に苦痛を訴えた直後、「トイレに行く」といったまま玄関を飛び出し、転落防止壁を乗り越えて転落した。

同月中旬には、愛知県蒲郡市のマンション10階に住む中学2年生の女子生徒が、家族が出かけた後、外廊下の手すりを乗り越えて転落死する事故も起きた[読売新聞,第47047号,2007.3.1.]。

インフルエンザ治療薬「タミフル」を巡る問題で、服用後に未成年者が飛び降り・転落などの異常行動をとったケースは、厚生労働省が把握しているだけで計16件あることが21日分かった。同省はタミフルと異常行動の関連について否定的な姿勢をとり続けているが、成年の事例も合わせた計23件すべてについて、因果関係の有無を精査しなおすことをきめた。厚労省は同日午後、2月中に12歳と16歳の男児がタミフル服用後、2階から飛び降りるなどした事故があったことを新たに明らかにした。未成年者の異常行動は計16件になり、すべて10代だった。同日未明に、10代への使用中止に関する記者会見をした際には、この2件について公表していなかったが、同省はその理由について、「インフルエンザを発症した未成年者から目を離さないよう注意喚起した先月28日の対策以前の事例なので、公表する必要はないと考えた」としている。また、大人の異常行動による事故は自殺が疑われるケースを含め、7件が報告されていたという。同省は、タミフル服用後の異常行動の報告数が増えていることから、これまでは詳細な調査を行っていなかった負傷事例についても、精査する必要があると判断。既に詳細調査を行った事例についても、
再度調査を行うことにした[読売新聞,第47068号,2007.3.22.]。

インフルエンザ治療薬「タミフル」を巡る問題で、柳沢厚労相は23日、閣議後の記者会見で、異常行動との因果関係に「否定的」としてきた厚生労働省の見解が事実上撤回されたことに関連し、「疑いが出てきたといえばそういうことだ」と述べ、これまでの判断に誤りがあった可能性を示唆した。柳沢厚労相は「因果関係があるという新しい知見がもたらされたわけではない」と強調しながらも、「いくつも頻発し、今までの判断で良かったのかということで、見直しをしなくてはいけないとなった」と述べた[読売新聞,第47069号,2007.3.23.]。

インフルエンザ治療薬「タミフル」を巡る問題で、厚生労働省の辻哲夫次官は22日の定例記者会見で、タミフル服用と異常行動の因果関係について「これまで『否定的』という見解をとってきたが、虚心に検討する。今後、判断も変わりうる」と述べ、従来の見解を事実上撤回した。また、服用後に異常行動をとりながら死亡に至らなかった負傷事例を分析していなかったことも明らかにした。転落・飛び降りなどの異常行動による負傷事例は、未成年11件、成年4件。これ以外の死亡事例8件は専門家が分析を加えるなどしていたが、負傷事例は副作用が疑われる情報の一覧表に担当者が目を通す程度だったという。医療機関から今月19日の飛び降りが20日に報告された際、過去の事例を洗い直すまで、同省安全対策課では負傷事例が15件に上がることも把握していなかった。辻次官は「膨大な副作用情報が入ってくるので、死亡事例からチェックしていた。異常行動をひとくくりにして、中身を詳細に分析していなかった」と、対応のまずさを認めた。タミフルの副作用が疑われる情報は、2001年2月の発売以来、述べ1,763件報告されており、同省は今後、この全てを検討するという。特に精神・神経系の副作用については、服用の状況や発症の経過を専門家による審議会で詳しく調査する[読売新聞,第47069号,2007.3.23.]。

インフルエンザ治療薬「タミフル」を巡る問題で、柳沢厚労相は23日、タミフルの輸入・販売元「中外製薬」から寄付金を受けていた研究者について、異常行動との因果関係などを調べる厚労省研究班から除外する方針を、衆院厚生労働委員会で明らかにした。厚労省では事実関係を調査した上で、研究班のメンバーを入れ替える方針。研究班では、主任研究者の横田俊平・横浜市立大教授(小児科)らが、主宰する大学の講座(研究部門)あてに中外製薬から奨学寄付金を受けていた。柳沢厚労相は、「(寄付を受けていた研究者については)当然、除外して新しい体制の機関にしていささかも公正性を疑われることのない体制を構築する」と答弁した。

研究班は昨年度から、インフルエンザにかかった小児患者を対象に、タミフルを服用した場合と、しない場合の異常行動が起きる割合などを調査。昨シーズンについては、服用の有無で差はなかったとする結論を出し、厚労省が「否定的」としていた根拠の一つとなっていた。横田教授は「厚労省から話を聞いていないので、コメントは控える」との談話を出した[読売新聞,第47070号,2007.3.24]。

インフルエンザ治療薬「タミフル」服用後に異常行動をとった9歳の女児が、インフルエンザにかかっていないと診断されていたことが28日分かった。診断した医師は「異常行動の原因はタミフルの可能性がある」と話している。厚生労働省も事実関係を把握し、タミフルとの関連について検討することにしている。女児を診察した都立八王子小児病院(東京都八王子市)の久保田雅也・小児内科医長によると、女児は昨年3月、都内の医療機関でかぜと診断されたが、その後39度まで体温が上がったため、家族の希望でタミフルが処方された。午後8時頃にタミフルを飲んで眠ったが、2-3時間で起きて叫びながら家の外に飛び出そうとし、家族が5-6分間体を押さえたという。その後、インフルエンザではないと診断された[読売新聞,第47075,2007.3.29.]。

横浜市栄区の医院でインフルエンザと診断された中学2年の男子生徒(14)が、自宅2階から転落していたことが29日分かった。厚生労働省が10歳代への使用中止を求めたインフルエンザ治療薬「タミフル」は服用していなかった。怪我はなかったが、意識が一時もうろうとした状態だった。

横浜市小児科医会によると、男子生徒は38度の熱を出し、20日に個人医院でB型インフルエンザと診断された。症状は軽く、医師は解熱剤アセトアミノフェンだけを処方した。同様の異常行動は、17日にもタミフルを服用していない14歳の男子生徒が自宅2階から飛び降りて足を骨折したケースが明らかになっている[読売新聞,第47076号,2007.3.30.]。

インフルエンザ治療薬「タミフル」と異常行動の関連について調べる厚生労働省の研究費用の一部に、輸入販売元「中外製薬」の寄付金が充てられていた問題で、柳沢厚労相は3日の閣議後記者会見で、「かなり反省すべき部分がある」と、厚生労働省側の落ち度を認めた[読売新聞,第47080号,2007.4.3.]。

厚生労働省は2日、インフルエンザ治療薬「タミフル」と異常行動の関連などについて検討する薬事・食品衛生審議会安全対策調査会について、委員の池田康夫・慶応大医学部長が出席を辞退したことを明らかにした。タミフルの輸入販売元「中外製薬」が行った他の薬剤についての治験(臨床試験)にかかわったことが理由という[読売新聞,第47080号,2007.4.3.]。

京都市伏見区で先月27日、インフルエンザにかかっていた小学6年生の男児(12)がマンション9階の自宅ベランダから転落して死亡していたことが、2日判った。インフルエンザ治療薬「タミフル」は服用していなかった。京都府は異常行動の症例として厚生労働省に報告した。男児は26日から高熱を出し、27日夕、市販の風邪薬を飲んで寝ていたが、同夜、転落した[読売新聞,第47080号,2007.4.3.]。

インフルエンザ治療薬「タミフル」服用後の死亡例について検証した厚労省の薬事・食品衛生審議会安全対策調査会に昨年1月、参考人として出席した五十嵐隆・東大教授(小児科)が主催する講座宛に、輸入販売元の中外製薬から計300万円が寄付されていることが分かった。五十嵐教授によると、2001年度から2006年度にかけて、同社から毎年50万円ずつ寄付を受けた。五十嵐教授は、タミフルの安全性が議題とされた同調査会に参考人として出席し、「死亡例には、明らかに薬剤との関係が濃厚というものはなかった」との意見を述べていた。五十嵐教授は「寄付金は、大学を通じて、適正に受けている。調査会での発言への影響は全くない」と話している[読売新聞,第47081号,2007.4.4.]。

インフルエンザ治療薬タミフルに対する耐性を獲得したインフルエンザウイルスが、人から人に感染した可能性のあることを、河岡義裕・東大医科学研究所教授と菅谷憲夫・けいゆう病院小児科部長らのグループが初めて確認、4日付の米医師会雑誌に発表した。研究グループは、2004年から2005年のシーズンに日本で流行したインフルエンザB型に感染した患者のうちに、タミフルを飲んだ子供74人、タミフルを飲んでいない348人(うち大人66人)からウイルスを取り出し、タミフル耐性獲得の有無を調べた。その結果、計422人のうち1.7%に当たる7人のウイルスからタミフルが効きにくい遺伝子変異が見つかった。そのうち6人はタミフルを服用していなかった。日常生活の中で家族や他人から感染したと推測された。新型インフルエンザになるA型でも、タミフル耐性ウイルスが見つかっているが、人から人への感染の可能性を強く示す研究成果は初めてという[読売新聞,第47081号,2007.4.4.]。

タミフルの副作用が社会問題化して以来、専門家が初めて集まり、現行の対策などについて話し合うために開かれた4日の厚生労働省の調査会。議論は3時間半に及んだが、データそのものの不足に加えて、資料の精査が足りないことなどを理由に、因果関係についての結論は持ち越された。低年齢層に多い異常行動や突然死と、タミフルとの因果関係が焦点となったこの日の調査会には、精神科、小児科などの分野から17人の参考人が出席。冒頭、厚生労働省側が輸入販売元の中外製薬からの寄付を受けるなどした人は出席者から除外したことを説明した。会議には、副作用が疑われた1079人分の報告の原本など計2600頁にも及ぶ膨大な資料が配付されたが、参考人からは「タミフル服用時の状況など個々の症例に関するデータが少なすぎて判断できない」といった意見が相次いだ。その上で、精神科医や小児科医からは「異常行動は睡眠障害に伴う症状が多く含まれているが、それとの関連に着目した分析がない」「インフルエンザ脳症との線引きが難しい」といった意見が出されてた。「インフルエンザの症状として、突然死は一般的ではない」など、タミフルとの因果関係も否定しきれないとする意見もあった。調査会では今後、作業部会を設けて、引き続き症例の検討などを行う。

インフルエンザの症状があって、タミフルを服用していない患者が異常行動を起こした事例が、先月23日から今月2日迄に11例報告されていたことも、調査会に報告された。医療機関などが自主的に報告したものを厚生労働省がまとめたもので、10代の男性10人と10歳未満の女児1人が飛び降り、転落などの「異常行動」をとり、うち1人が死亡していた。11人のうち7人はタミフル以外の薬を飲んでおり、2人は薬を服用していなかった[読売新聞,第47082号,2007.4.5.]。

インフルエンザ治療薬「タミフル」をめぐる問題で、厚生労働省は19日、同省のホームページ上のインフルエンザに関するQ&Aの記述を変更し、これまでの「現段階でタミフルの安全性に重大な懸念があるとは考えていません」との表現を削除した。タミフル服用後に異常行動を起こす事例が相次ぎ、原則として10代の使用を禁止したことなどを受けたもの。新たなQ&Aでは、この措置について、「因果関係は不明」のまま予防的に行ったものと説明している[読売新聞,第47097号,2007.4.20.]。

医薬品の承認審査や安全対策などを議論する厚生労働省の薬事・食品衛生審議会薬事分科会は、23日製薬企業から過去3年間に年間500万円を超す寄付などを受けた委員を、その企業の医薬品に関する審議と議決から外すことを暫定ルールとして申し合わせた。年内を目途に正式なルールを決める。インフルエンザ治療薬「タミフル」の安全性が議題となった同分科会の調査会に、参考人として出席した東大教授が、タミフルの輸入販売元「中外製薬」から寄付金を受けていたことが明らかになり、同分科会でルールを検討することになった。暫定ルールが適用されるのは、同分科会と傘下に設けられている部会や調査会。一企業からの奨学寄付金や、コンサルタント料などが年間500万円を超えた場合には、その企業の医薬品について審議を行っている間、退室する。500万円以下の場合は、意見を述べることは出来るが、議決には加わらない[読売新聞,第47101号,2007.4.24.]。

インフルエンザ治療薬「タミフル」を巡り、厚生労働省は25日、服用後に異常行動を起こしたことが判明した患者は58人増え、186人になったと発表した。副作用が疑われる患者も189人増の1268人となった。同省では今月4日、2001年の販売開始から先月2001年の販売開始から先月20日迄の副作用情報を公表。今回は、今月17日までの情報を加えた。副作用が疑われる1,268人のうち死者は70人。異常行動による死者は前回と同じ8人。異常行動をとった186人を年代別に見ると、10代が96人(51.6%)、10歳未満が53人(28.5%)。異常行動のうち転落・飛び降り事故は1人増えて26人(死亡6人)となった。また、同省が先月20日、10代について原則使用中止とする措置をとった後に発生した副作用の疑われる事例は30人分。10代も1人含まれていたが、タミフルが処方されたのは、措置前日の同19日だったという[読売新聞,第47103号,2007.4.26.]。

インフルエンザ治療薬「タミフル」と異常行動との関連について、小児科医ら専門家が議論するシンポジウム(日本薬剤疫学会主催)が20日、東京都内で開かれ、タミフル服用と異常行動との因果関係について一致した結論は出ず、議論は平行線をたどった。シンポジウムでは厚生労働省研究班の主任研究者を務めた横田俊平・横浜市立大教授が、統計学的にタミフル服用と異常行動との関連は薄く、服用により肺炎の発症は3分の1になったと強調。一方、NPO法人医薬ビジランスセンターの浜六郎医師は、データの解釈の仕方に異論を唱え、「初回服用後の異常行動の発生率は明らかに高い」と述べ、タミフルが異常行動の原因だとの持論を主張した。また、小児発達医学が専門の水口雅・東大教授が、タミフルを3日連続で服用し、3回とも異常行動が見られたという6歳女児の例を報告、タミフル服用と異常行動との関係が疑われる例として注目された[読売新聞,第47128号,2007.5.21.]。

インフルエンザ治療薬「タミフル」の服用後に異常行動を起こした患者は、先月31日現在で、新たに12人増えて211人にのぼることが、16日開かれた厚生労働省の薬事・食品衛生審議会安全対策調査会で報告された。同省は、タミフルの販売が始まった2001年以降の副作用が疑われる事例を集計。1377人のうち、死者は71人で、異常行動による死者は8人、突然死は12人だった。異常行動のうち、「転落・飛び降り」は、20歳代の男性が2004年、自宅のあるマンションの6階から飛び降りた事例が新たに判明し、27人(うち死亡6人)となった。一方、別のインフルエンザ治療薬「塩酸アマンタジン」服用後に異常行動を起こした事例は、新たな報告も含めて7人(うち死亡2人)になった。この日の調査会では、タミフルの被害を訴える人達の団体や薬害を追求する民間団体、タミフル輸入販売元の中外製薬などの関係者、大学教授らが意見陳述した。異常行動の原因はインフルエンザ脳症との見方もあるが、奥西秀樹・島根大教授は、服用したタミフルが脳に入り、中枢神経系を抑制する可能性を指摘。中外製薬の横山俊二・医薬品安全性ユニット長は、インフルエンザに伴う症状を詳細に分析するため、大規模疫学調査の必要性を訴えた[読売新聞,第47155号,2007.6.17.]。

タミフル服用患者の異常行動に関する新聞報道を見る限り、タミフルとの間に、何らかの因果関係があるのではないかと疑われる。一方で、インフルエンザ感染に由来する異常行動も見られるということであれば、異常行動の原因をタミフルのみに絞り込むことには些か無理があるのではないか。しかし何れにしろ医薬品には副作用が付きものである。副作用を上手くなだめながら使用するより仕方がない。

早々と『タミフル薬害』と題する本が出版されているが、『薬害』という言葉の意味はもっと厳密に規定して使用すべきだ。『副作用=薬害』というのでは使用する薬が無くなってしまう。

                           [2010.10.31.]

『脳酸素欠乏症』

木曜日, 3月 17th, 2011

   魍魎亭主人

東京都の石原慎太郎知事(78)は、3月11日(金曜日)に発生した“東北地方太平洋沖地震(気象庁)”[別名:東北関東大震災(NHH)、東日本大震災・東日本巨大地震(mass media)]について14日『日本人のアイデンティティーは我欲になった。政治もポピュリズムでやっている。津波を上手く利用して、我欲を1回洗い落とす必要がある。積年たまった日本人の心のアカを。これはやっぱり天罰だとおもう。被災者の方々はかわいそうですよ』との発言をしたという[読売新聞,第48518号,2011.3.15.]。

流石に15日には前言を取り消し、謝罪したと言うが、彼は単なる政治家というのではなく、物書きである。将来どれほどの作品が評価に耐えうるかは知らないが作家である。作家である以上、一度吐きだした言葉を呑み込むことは出来ないというのは、十分に承知しているはずである。一体全体今回の被災者は、誰の代わりに罰を受けたと言っているのか。自分たちの行いが悪いから罰を受けたなどと言うのであればとんでもない話である。

東京都の知事とはいえ、少なくとも行政の長である。この歴史的な災害を目の当たりにして、都として出来る支援策を話すならいざ知らず、坊主の寝言みたいなことを話したとすれば、明らかに血の巡りが悪くなり、脳の酸素不足を起こしていると言わざるを得ない。彼も既に78歳である。最早終わりと腹を括っていただけに、滑ったのだと思われるが、高齢であるが故の失語とも考えられる。四選批判もなんのその再度都知事選に打って出ると言うが、任期中に80歳を超える。傍の迷惑を考えれば、引退するという決断こそが求められるのではないか。

出ないでないという親父を息子の自民党石原伸晃幹事長が懸命に口説いていたようであるが、任期途中で倒れるかもしれない親父を引っ張り出した息子の常識を疑わざるを得ない。勿論、公党の幹事長が、任期途中で倒れるかもしれない高齢者を、首都東京の首長として引っ張り出すことの非常識さは論外である。今、東北関東大震災の被害の実態が、日々報道されている。更には東京にも電力を送っている福島第一原発の事故が酷さを増している。この災害に対応する各県の知事諸氏の激務を考えると、高齢者を首長にすることは避けなければならない。

当人は物書きである。作家なら作家らしい判断をすべきではないか。それとも最早作家ではないということなのだろうか。

       (2011.3.16.)

「ロシグリタゾンについて」

金曜日, 3月 4th, 2011

 

KW:薬名検索・ロシグリタゾン・rosiglitazone・アバンディア・avandia・BRL-49653C・2型糖尿病治療薬

Q:アバンディアについて

A:アバンディア(avandia)は、英国のグラクソ・スミスクライン社が販売する糖尿病治療薬で、チアゾリジン系のロシグリダゾン(rosiglitazone)の製剤である。2型糖尿病薬治療薬。インスリン感受性の亢進。食事の有無に関係なく服用できる。活動性肝疾患を持つ患者に対しては禁忌とする報告が見られる。国内ではBRL-49653Cとして第III相試験が実施されていると報告されている。

但し、本薬に関しては米食品医薬品局(FDA)と欧州医薬品庁(EMA)が、2010年9月23日、『使用制限』について通知した。欧州では市場から回収、米国でも原則として使用を禁止する。回収あるいは禁止の理由は、心臓発作を起こし易くする副作用があると見られるためとされている。

その他、本剤に関して2007年11月21日に、使用上の注意に警告として『心筋虚血リスク』が追加された。

米国食品医薬品局(FDA)は11月14日、2型糖尿病治療薬ロシグリタゾン(商品名:アバンディア)の黒枠警告に心筋虚血リスクに関する項目を追加することに、製造販売元のGlaxoSmithKline社が同意したと発表した。今回の項目追加は、2007年7月に開催された諮問委員会における判断に基づくものだ。

FDAが発表した声明によると、GlaxoSmithKline社は、Avandiaの現行ラベルの注意書きに、心臓発作を引き起こす恐れについて追記することに同意したとしている。

1)読売新聞,第48347号,2010.9.24.
2)飯野靖彦・監訳:スカット・モンキーハンドブック-基本的臨床技能の手引き;MEDSi,2003
4)http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/

200711/504845.html,2010.10.
5)Avandia:http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/

2312452/2357413,2010.10.
6)http://www.medmk.com/mm/mailmg/1230_mg.htm,2011.2.

        [011.1.ROS:2011.2.11.古泉秀夫]     

「紅麹による肝機能障害」

金曜日, 3月 4th, 2011

 

KW:健康食品・有害作用・紅麹・肝機能障害・紅麹菌・Red Yeast・ロバスタチン・lovastatin・モナコリンK・Monacolin・γ-アミノ酪酸・GABA

Q:紅麹の有害作用として肝機能障害は在るか

A:紅麹菌(Monascus purpureus Went)は、英名をRed Yeastといい、不整子嚢菌綱(Plectomycetes)ベニコウジカビ科(Monascaceae) Monascus属。
基原:Monascus pilosus、M.purpureus、M.ruber、M.ankaなど。Monascus属の糸状菌及び蒸し米などに培養した麹米。

使用部位:麹菌全体もしくは抽出物。

有効成分:Monacolin J、K(=lovastatin;ロバスタチン;モナコリンK)、L、M、γ-アミノ酪酸(GABA)、色素(黄・赤を主とする10種以上の色素の混合物)。原料となる米に紅麹菌を植菌、培養、回収し失活させた物である。

作用機序:モナコリン類はmevalonic acidの合成酵素であるHMG-CoA reductase(還元酵素)を阻害する作用があり、コレステロール合成を減少させる。Monacolin Kをlead化合物にしてコレステロール合成阻害の医薬品(simvastatin)が開発された。

紅麹菌が産生するlovastatinが、コレステロールを合成するHMG-CoA還元酵素の作用を阻害することは既に述べたが、HMG-CoA還元酵素を阻害することにより血中のコレステロール値を下げる。同じスタチン系の薬剤が医薬品として利用されている。紅麹色素に含まれるγ-アミノ酪酸(GABA)が、交感神経の抑制、血管拡張及び抗利尿ホルモンの抑制により、血圧の正常化に作用する。
相互作用:紅麹はHMG-CoA還元酵素を阻害する作用が認められており、高脂血症治療薬の作用を強め、薬の必要量を減少させることが期待できるが、併用する場合には注意する。

有効成分含有量:紅麹粉末1g中にロバスタチン1.5mg、γ-アミノ酪酸0.2mg(計算値)。

有害作用:3ヵ月までの経口による使用では殆どの事例で有害作用は見られなかった。更に長期になった場合はnon dataのため判断不能。胃の不調、胸焼け、鼓腸、眩暈、肝機能障害を惹起する可能性。稀に重篤な肝障害。紅麹を吸い込んだ後、重篤なアレルギー反応を生じる可能性がある。18歳未満の小児については安全性未確認、摂取禁止。妊婦・授乳婦は摂取禁止。肝臓疾患の者は摂取禁止。紅麹摂取者はalcoholの飲用により肝機能障害の危険性上昇。コレステロール降下作用を有するStatin系薬剤を服用中の者では紅麹の摂取は禁止。

CYP3A4の基質となる医薬品は、肝臓における紅麹の代謝を抑制する可能性がある。このような医薬品の服用者が紅麹を摂取すると、紅麹の作用が増強され、有害作用が強く発現する可能性があり、医薬品服用中の者では、紅麹の使用前に、医師、薬剤師に相談する。

その他、紅麹の有害作用について次の報告がされている。

*紅麹の副作用として頭痛、胃炎、腹部不快感、筋肉痛、腎障害、肝臓酵素活性の上昇を惹起することがある。臨床試験ではその他に胸焼け、鼓腸、眩暈などの副作用はあったが試験を中止するほどではなかった。
*肝不全患者およびそのリスクのある人、肝機能検査で異常が見られた人は使用を避ける。
*紅麹に含まれるメビニン酸により、HMG-CoAレダクターゼ阻害剤(Statin系薬剤)と同様の横紋筋融解が起きることが考えられる。
*simvastatin(HMG-CoAレダクターゼ阻害剤)40mg/日の使用による筋障害の経験を有する高脂血症の女性(61歳)が、紅麹のハーブ製剤を1,200mg/日、約3ヵ月間摂取したところ、激しい広範囲の筋痛と血清クレアチンキナーゼ値の上昇を示したという報告がある。
*62歳女性がモンテルカストナトリウム(気管支喘息治療薬)とフルオキセチン(抗うつ薬)を併用し、さらに紅麹米600mg/カプセルを2カプセル/日、4ヵ月程度摂取したところ、吐き気、嘔吐、下痢、悪寒、発熱などの症状を10週間呈した後、症候性肝炎と診断された。症状は紅麹米の摂取中止により改善した。

1)吉川敏一・他編:医療従事者のためのサプリメント機能性食品ガイド;講談社,2004
2)北川 勲・他:食品薬学ハンドブック;講談社サイエンティフィク,2005
3)田中平三・他監訳:健康食品のすべて;同文書院,2006
4)「健康食品」の有効性・安全性情報;http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail62.html,2011.1.5.

    [015.9.MON;2011.1.5.古泉秀夫]    

「ガレヌスについて」

木曜日, 3月 3rd, 2011

KW:語彙解釈・ガレヌス・ガレヌス製剤・ガレノス製剤・ガレノス・ガレヌ医学・galenical preparation・ガレノス医学大系・Claudis Galen・Claudius Galenus

Q:ガレヌス製剤のガレヌスについて

A:ガレヌス製剤のガレヌスについて次の資料が見られる。

標記名

ガレヌ医学[英Galenos、

独Galenos]
ガレノス

ガレヌス製剤
[英galenical preparation、独galenisches pr