トップページ»

『昔は横十間川といわれたもんです』

火曜日, 10月 21st, 2008

鬼城竜生

横十間川親水公園で花菖蒲が見られるという新聞の記事に惹かれて、6月19日(木曜日)に出かけることにした。京急蒲田駅から特急に乗って大門で大江戸線に乗り換え、門前仲町まで。門前仲町で東西線に乗り換え、東陽町駅で降りた。

駅の改札辺りで『東陽町駅横十間川-01周辺案内地図』を手に入れて、横十間川親水公園を探したが、縦横の寸法が短く、掲載されていない。 本来なら裏側に広範囲の地図が掲載されているはずであったが、残念なことに平成16年10月16日(土)に開催された「第3回東京メトロ沿線ウォーキング」のチラシから一部変更して起こしたとする「おすすめウォーキングコース」の地図が収載されていたため、全く目的地を探すことは出来なかった。

駅の案内地図を頼りに東陽町駅1番口から出て、四つ目通りを区役所方面に歩を進めた。途中で昼飯を食おうと思ったが、適当な店が見つからず、歩いている内にバス停の前にある地図に、横十間川の方向が書かれていた。手に入れた地図では四つ目通りの突き当たりは東京原木開館で切れているが、その先の川、仙台堀川を超えたあたりから”横十間川親水公園”が始まっていた。

横十間川の名称について、公園入り口にあった解説板によると、江戸初期に開削され、川幅は十間(約18m)あり、江戸城から見て横に流れていたのでこの名称になったとされていた。四つ目通りを右に曲がり、横十間川親水公園の看板を見て公園内に入ると、稲の植え られた田圃が先ず眼に入ったが、車窓の風景として見る以外、これ程間近に見たことは、最近無かったのではないか。田の畦に妙に拘ってまとわりついている小鳥がいたが、何をしていたのだろうか。虫でも捕っているのかと思ったがそうでもなく、ただ畦の下の空間にもぐり込んだり出たりしているだけのように見えた。

公園内の“花菖蒲園”には、およそ90種類、約1000株の花菖蒲が植えられているということで、そこそこ見栄えのする景色にはなっ横十間川-02 ていた。但し、この花菖蒲は、区民ボランティア「花菖蒲クラブ」の会員が中心となって育ててきたものであると紹介されていたが、素人でここまで花菖蒲を咲かせることが出来るのかどうか、何人かはプロ並みの腕を持っている人がいるのではないかと思わせる に十分な咲かせ方をしていた。

その他、水車の付いた 小屋もあったが、残念ながら水車は回っていなかった。水がない訳ではないので、水車は回した方がいいのではないかと思ったが、相当ガタも来ているようで、あるいは回らないのかもしれない。

ところで何で川を埋めてしまったのか。

資料によると『横十間川の流れている一帯は、近隣にあった工場 等の地下 水の汲み上げにより地盤沈下が激しく、いわゆるゼロメートル地帯となっていた。 これにより川から水が横十間川-03溢れる危険があったため、横十間川の一部を埋め立て、親水公園として整備された。公園は1984年4月1日に開園された。横十間川の多くは、既存の川を生かしつつ、川を身近に感じることのできる親水公園として大き く変わった。総延長は約1970mの細長い公園で、面積は約50,583m2になる。』

『西は大横川合流地点までで、北は小名木川合流地点までとなっている。北の小名木川合流地点より先は、また横十間川として河川になっている。地名としては北砂、扇橋、海辺、千石、南砂、東陽にまたがる(いずれも江東区)。途中に同じく河川を埋め立てて作った仙台堀川公園と合流している。』

その他、『川底にはダイオキシン(dioxin)が堆積しており……』とする資料も見られ、それもあって一部埋め立てが行われたのか。川を埋めずに、船での運行を考える等すれば、東京もこれ程暑くならずに済んでいるのかもしれない。

今回の歩行総数9,764歩で、一万歩には若干足りなかった。

(2008.7.1.)