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「フッ化炭素について」

木曜日, 9月 6th, 2007

KW:薬名検索・フッ化炭素・carbon fluoride・四弗化炭素・carbon tetrafluoride・四フッ化炭素・フルオロカーボン・fluorocarbon・パーフルオロカーボン・perfluoro carbon・フロン14・R-14

Q:フッ化炭素について

A:フッ化炭素(carbon fluoride)とは、四フッ化炭素(carbon tetrafluoride)の別名である。その他、テトラフルオロメタン(tetrafluoromethane)、パーフルオロメタン(perfluoromethane)、パーフルオロカーボン(perfluorocarbon)、R-14、フロン14とも呼ばれる。CAS登録番号:75-73-0。分子式:CF4=88.01。比重:1.89(?183℃、液体)。融点:?183.6℃。沸点:?127.8℃。相対蒸気密度(空気=1):3.04。水に不溶。発火温度:>1100℃。

従来、フロン(flon gas)と総称されていたフルオロカーボン(fluorocarbon)のうち、成層圏オゾン層への影響が大きいと見られる臭素系のハロン(halon)の生産は1993年末に、またCFC(chlorofluorocarbon)の生産は1995年末にそれぞれオゾン層保護法によって禁止された。現在では成層圏オゾンへの影響が少ないHCFC(hydrochlorofluorocarbon)、オゾン層への影響のないHFC(hydrofluorocarbon)を総称してフルオロカーボンと呼び既に高圧ガス保安法でもこの総称を使用している。また品名(記号)で使用しているR-表示は米国ASHRAE(American Society of Heating,Refrigerating and Air-Conditioning Engineers,Inc)に寄るもので、我が国の高圧ガス保安法でも採用しているほか、ISOでも使用が決まっている。

*物理的性状:無色無臭の圧縮ガス。

*物理的危険性:フッ化炭素の気体は空気より重く、天井が低い場所では滞留して酸欠状態を惹起することがある。

*化学的危険性:高温面や炎に触れると、分解してフッ化水素酸を生じる。火や高温面の近くで、又は溶接作業中に使用してはならない。

*許容濃度:TLVは設定されていない。

*曝露の経路:吸入。閉ざされた場所では、容器を開放すると空気中の酸素濃度が低下し、窒息を起こすことがある。

*短期曝露の影響:フッ化炭素の液体が急速に気化すると、凍傷を起こすことがある。心血管系に影響を与え、心疾患を生じることがある。高濃度に曝露すると、意識を消失することがある。空気中の濃度が高いと酸欠状態が起こり、意識喪失又は死亡の危険を伴う。区域内に入る前に、酸素濃度を測定する。

致死量:non data

代 謝:未詳

毒 性:四塩化炭素に比較して毒性は低いと思われる。吸入による急性局所作用及び全身作用は中等度。慢性曝露による障害は不明。

[用途]冷媒、ガス絶縁体として用いられる。

*災害発生時(火災):火災時に刺激性若しくは有毒なヒュームやガスを放出する。火災発生時、圧力容器に水を噴霧して冷却する。安全な場所から消火作業を行う。液体に向けて水を噴射してはならない。

*身体への曝露

吸入:錯乱、眩暈、頭痛。[新鮮な空気、安静。必要な場合には人工呼吸。医療機関に連絡する]。

皮膚:液体に接触した場合:凍傷[凍傷の場合、大量の水で洗い流し、衣服は脱がせない。医療機関に連絡する]。

眼汚染:流水で15分間洗浄(出来ればコンタクトレンズは外して)し、専門医を受診する。

1)後藤 稠・他編:産業中毒便覧 増補版;医歯薬出版株式会社,1992

2)国際化学物質安全性カード(ICSC):テトラフルオロメタン;http://www.nihs.go.jp/ICSC/,2007.1.31.

3)四フッ化炭素:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』;http://ja.wikipedia.org/wiki/,2007.1.31.

4)1430の化学商品;化学工業日報社,2003

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