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「新宿御苑巡り」

水曜日, 12月 25th, 2013

       鬼城竜生

2013 年3月24日“Junior Baton twirling Festival”が、駒沢オリンピック公園総合運動場(体育館)で行われるというので、かみさんに連れられて出かけてきた。目的の演目は、午前新宿御苑-001中で終わったので、午後の時間をどう過ごすかと云うことになったが、新宿御苑に行けば桜が見られるのではないかと云うことで、出かけることにした。勿論、駒沢公園にも桜は咲いているが、ずぼっと咲いている桜では、腕がないから良い写真が撮れない。どうしても水があるとか山があるとか何か添景がないと素人の写真は心細い。

新宿御苑は、二十代の頃二度ばかり来たが、その後は御無沙汰ばかりで、それこそ三十年振り位になる。しかし、東京のど真ん中によくこんなものが残ったものだと思うが、内藤新宿(天正十八年に徳川家康より拝領-信州高遠藩主・内藤氏の下屋敷)と云われた江戸時代の屋敷跡に明治三十九年(1906)に皇室の庭園として整備された。敗戦後国民の公園として一般に開放されたという。フランス式整形庭園、イギリス式風景庭園と日本庭園を巧みに組み合わせた庭園は、明治時代の代表的近代西洋庭園であり、日本における数少ない風景庭園の名作であると説明されている。

明治五年(1871)、明治政府は日本の近代農業振興を目的とする内藤新宿試験場を設置し、その後、宮内庁移管の新宿植物御苑となり、明治三十九年には日本初の皇室庭園で新宿御苑-002ある新宿御苑が誕生した等の報告がされている。なお、現在、園内に『旧御涼亭』なるものが池畔に建てられているが、これは昭和三年(1928)に、昭和天皇のご成婚記念として建てられたもので、中国南方地方の建築様式を取り入れた、国内においても希少な本格的中国風建築だといわれている。

さて本題の『桜』については、八重桜のイチヨウ等、約65種1300本の特色ある桜が見られるとされている。2月に咲く寒桜から始まって4月下旬の霞桜まで、長期にわたって桜が見られるという。修善寺寒桜、大寒桜、寒緋桜、陽光桜、枝垂れ桜、染井吉野、横浜彼岸桜、大島桜、江戸彼岸、ヒマラヤ緋桜等が咲くと案内のパンフレットに記載されている。
これらの殆どの桜が見頃を迎えており、見事としか云いようのない風景であった。何せ桜の時期には初めて来たので、比較する物指しの持ち合わせがないが、多分最盛期ではないのか。見事と云えば、公園内は酒持ち込み禁止であり、公園入口で鞄を開けて中を検閲するという徹底ぶりで、御陰で園内で飲酒する集団は見られず、静に桜の観賞が出来た。

新宿御苑-003新宿御苑-004無闇に吉野桜が眼に付いたが、その他、多分鬱金桜と思われる黄色味を帯びた桜、妙に濃い桃色をした桜等、色々の花を見ることができた。その他、椿の花が咲いていたが、大きな木の陰で花が咲くのが遅れたためかもしれない。また、馬酔木の大きな木があり、房のように花が咲いていたのには、驚かされた。京都で見た馬酔木も大きな木と房状に花が咲いていたが、そこまで育った木を見たことがないので驚いた。

庭を一回りする途中で、アメリカから移植されたというラクウショウ[落羽松-沼杉(別名)]の巨木があったが、地面から突き出している異様なものが見られた。これはラクウショウの特徴で、気根と云うもののようであるが、気根は沼地に生えるラクウショウが呼吸をするための根だという説明がされていた。

この時期、桜以外にハナニラ、ムラサキハナナ、木瓜、白木蓮、ユキヤナギ、ハナミズキの花が見られるとする紹介がされていたが、気が付いたのはハナニラだけだった。

帰る前に平成24年に全面的な建て替えを行ったとする大温室に入ってみることにした。
この温室は、絶滅危惧種の保存・展示を行う環境配慮型の温室で、熱帯の植物を中心に約2,700種を栽培する他、ハナシノブなど絶滅の恐れのある植物の保護増殖にも力を入れているとされている。何枚か花の写真を写したが、新しく入手したカメラの接写の扱いが今一解らないので、どの程度撮れたかは不明。更に花の名前をメモしなかったので、何の花か解らんことになるかもしれない。
本日の総歩行数は、16,853歩。

          (2013.5.15.)