「管花党参について」
KW:薬名検索・漢方薬・党参・管花党参・かんかとうじん・上党人参・黄参・獅頭参・中霊草
Q:管花党参とはどの様なものか
A:管花党参とは、党参[本草従新]に分類される同属植物である。党参の異名として次の名称が紹介されている。
異名:上党人参、黄参、獅頭参、中霊草。
基原:キキョウ科の植物。和名:ヒカゲツルニンジンの根。
原植物:ヒカゲツルニンジン(Codonopsis pilosula[Franch.]Nannf.)。遼参(リョウジン)、三葉菜(サンヨウサイ)、葉子草(ヨウシソウ)ともいわれる。多年生草本。
党参の薬材は産地により異なり、西党、東党、路頭(路:氵付き)等の3種類がある。
起源:キキョウ科のつる性多年草である。ヒカゲツルニンジン及び同属植物の根を用いる。人参という意味である上党人参から党参と呼ばれていたが、清代になってウコギ科の人参とは別物として区別されるようになった。四川、湖北省に産する同じキキョウ科のトウジンは川党と呼ばれ、同じ党参として用いられている。
同属植物
党 参:C.tangshen Oliv.の根も同様に使用し、川党ともいう。
管花党参:C.tubulosa Kon.甜党、叙党とも。産地は四川、貴州。
緑花党参:C.viridiflora Maxim. 産地は四川。
秦嶺党参:C.tsinlingensis Pax.et K.Hoffn.大頭党参とも。産地は陜西、甘粛。
新彊党参:C.clematidea(Sehrenk.)Chark.産地は新彊。
柴 党:C.nervosa(Chipp.)Nannf.産地は四川、甘粛。
成分:党参の根にはサポニン、微量のalkaloid、蔗糖、ブドウ糖、イヌリン、澱粉、粘液、スクテラレイン-グルコシド、多糖類を含む。
適応:疲労倦怠、食欲不振、口渇、長い下痢(久瀉)、脱肛を治す。慢性貧血、萎黄病、白血病、腺病、くる病に適用する。補血、補気作用があり、胃腸の機能を高めて、消化吸収を促す。食欲不振、腹部膨満、下痢。
1)上海科学技術出版社・編:中薬大辞典 第三巻;小学館,1998
2)http://www.kanpoyaku-nakaya.com/toujin.html,2007.4.8.
[011.1.COD:2007.4.10.古泉秀夫]