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	<title>医薬品情報21</title>
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	<description>医薬品情報を提供します</description>
	<pubDate>Mon, 09 Nov 2020 05:44:11 +0900</pubDate>
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		<title>「紫君子蘭の毒性について」□□□□□□□□□</title>
		<link>http://www.drugsinfo.jp/2020/11/09-144410</link>
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		<pubDate>Mon, 09 Nov 2020 05:44:10 +0900</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[臨床医薬品情報データ]]></category>

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		<description><![CDATA[■対象物□□□□□□□□□□□□□□□□ 
＊対象:紫君子蘭。アパガンサス。
＊学名:Agapanthus africanus 
＊分類:ヒガンバナ科アガパンサス属。
＊英名: African lily。lily of the Nile。
＊分布:南アフリカが原産。
＊漢名: 
＊別名:アパガンサス。アフリカンリリー。 
&#160;
■成 分□□□□□□□□□□□□□□□□ 
&#160;
＊ lycorineを含む。
＊lycorine:C16H17NO4=287.31。ヒガンバナ科の植物彼岸花の鱗茎（石蒜）に含まれるフェナントリジン骨格を持つalkaloid。lycorineは哺乳動物において、少量投与で流涎、多量投与でエメチン様の下痢、嘔気を惹起するが、その毒性は比較的弱いので、嘔吐、去痰薬として用いられる。また、かなり強い体温降下作用、抗アメーバ作用も示す。分解点:276℃、エタノール、石油エーテル、クロロホルムに可溶。細胞分裂に対してコルヒチン様の細胞分裂促進作用を持つ。
＊ヒガンバナ科の植物は、全草にlycorineやgalanthamine、crinine等の有毒alkaloidを含んでいる。尚、galanthamineは小児麻痺の後遺症治療への応用が検討された事もある。
＊ヒガンバナ科植物の中にはヒガンバナ科alkaloidと呼ばれる一群のalkaloidが含有されている。その生合成にはノルベラジン（norbelladine)を共通中間体として行われるため、norbelladine型alkaloidと呼ばれることがある。ヒガンバナ科alkaloidを化学構造上から分類すると、galanthamine型alkaloid、crinine、へマンタミン（haemanthamine)型alkaloid、lycorine型alkaloidの三つの型に分類することが出来る。
＊crinine:C16H17NO3=271.31。彼岸花alkaloidの一つ。5,10b-エタノフェナントリジン骨格有するクリニン系の代表的なものである。融点209℃、有毒、LD5010mg/kg(イヌ静注)。
＊galanthamine:C17H21NO3=287.35。ヒガンバナalkaloidの一つ。無色の柱状晶。融点127-129℃。抗コリンエステラーゼ作用を有し、臭化水素酸塩は小児麻痺の後遺症に有効であるとされている。 
&#160;
■一般的性状□□□□□□□□□□□□□□□□ 
&#160;
＊明治時代の中期に渡来、花壇、鉢、切り花用に栽培される。花期は6月-8月ごろで、花茎を伸ばして球状花序に淡い紫色の花を多数咲かせる。名前は、ギリシア語の愛（Agape）と花（Anthos）に由来する。和名は「むらさきくんしらん（紫君子蘭）」と呼ばれる。園芸品種も多く、濃紫色や淡青色、白色などがある。半耐寒性多年草である。
＊観賞用にAgapanthus africanusが輸入されたが、Agapanthus praecox やAgapanthus inapertus等も含めてアガパンサスと呼ばれ、ハイブリッド品種も多数作り出され、多くの園芸品種がある。畑の横や、道端にも植えられているものが見られ、大きいため初夏に目立つ。尚、ヒガンバナ科の君子蘭に似て、花色が藍色であることから、紫君子蘭と命名された。
＊常緑多年草で、葉は地表付近から伸び出て、幅3cm長さ40cm程と細長く、光沢がある。地下の太い根茎から高さ1m前後の花茎を伸ばして、先端に数十個ロート状の花を放射状に咲かせる。花期は梅雨の前後の物が多く、花色は青紫、紫、白等がある。
＊APG IIでは、ネギ科、ヒガンバナ科の姉妹群であるアガパンサス科としてキジカクシ目に含められていたが、APG IIIではではアガパンサス亜科としてヒガンバナ科にまとめられている。クロンキスト体系ではユリ科、新エングラー体系ではヒガンバナ科に含められていた。
＊リコリンは水溶性が高く、雑草抑制への利用が期待されるが、作物への影響にも留意する必要がある。抗菌・殺虫作用もあり、小動物への影響にも留意する必要がある。 
&#160;
■毒 性□□□□□□□□□□□□□□□□ 
&#160;
＊ヒガンバナ科の幾つかの種には脳に直接作用するalkaloidを含むものがある。彼岸花の葉及び鱗茎か、強い植物生育阻害活性を持つ物質が単離された。主成分はalkaloidのlycorineとクリニンである。lycorineの含有量が最も多く、EC50（50 %生育阻害濃度）はレタス幼根伸長で2ppm、イネ根伸長で15ppmであり、天然物で最強のアブシジン酸に匹敵する活性を示す。lycorineは毒性がやや強い。LD50:41mg/kg(イヌ静注)、30mg/kg(経口)、生の球根中に含まれるlycorineの量は0.5mg/gとする報告も見られる。
&#160;
 ■症 状□□□□□□□□□□□□□□□□ 
＊葉等の汁液に触れると皮膚炎、眼に入ると結膜炎を起こし、口にすると口内炎を惹起するので注意した方がよい。
＊ヒガンバナ科の植物は、誤食により下痢、嘔吐、中枢神経麻痺、呼吸不整等を惹起する。 
&#160;
■処 置□□□□□□□□□□□□□□□□ 
＊汁液が皮膚に付着した場合、直ちに流水で洗浄する。付着部位に炎症が見られる場合、皮膚科医の検診を受ける。
＊汁液が眼に入った場合、直ちに流水で洗浄する。その後眼科医の検診を受ける。
＊大量摂取の場合、活性炭、塩類下剤の投与。
＊流涎･下痢等の抗コリンエステラーゼ作用による症状が強い場合、硫酸アトロピンの静注。 
&#160;
■事 例□□□□□□□□□□□□□□□□ 
&#160;
＊彼岸花の球根1個以下の摂取で、消化器症状出現の報告。誤食時の処置等については、彼岸花の事例を参照した。 
&#160;
■備 考□□□□□□□□□□□□□□□□ 
&#160;
＊紫君子蘭（アガパンサス)による具体的な誤食例は確認できていない。 
&#160;
■文 献□□□□□□□□□□□□□□□□ 
1)川原勝征:自然と生きる基礎知識-毒毒植物図鑑;南方新社,2017 
2)牧野富太郎: 原色牧野日本植物図鑑 I；北隆館,2003 
3)Anthony T.Tu・編著:薬物･中毒用語辞典;化学同人2005 
4)船山信次:毒の科学-毒と人間のかかわり;ナツメ社,2013 
5)田中 治･他編:天然物化学改訂第6版;南江堂,2002 
6)斉藤勝裕:毒の科学-身近にある毒から人間がつくりだした化学物質まで;サイエンス･アイ新書,2016 
7)西 勝英･監修:薬･毒物中毒救急マニュアル改定7版;医薬ジャーナル社,2003 
8)吉村壽次･代表編:化学辞典第2版（小型版);森北出版株式会社,2012 
&#160;
[調査者:古泉秀夫◆分類:63.099.AGA◆記入日:2020.11.1.] 
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		<item>
		<title>『ツルボの毒性』□□□□□□□</title>
		<link>http://www.drugsinfo.jp/2019/09/23-162600</link>
		<comments>http://www.drugsinfo.jp/2019/09/23-162600#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 23 Sep 2019 07:26:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[医薬品情報Q＆A]]></category>

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		<description><![CDATA[■対象物□□□□□□□□□□□□□□□□
＊対象:ツルボ（蔓穂）。    ＊学名:Barnardia japonica var.Japonica。(Scilla scilloides)    ＊分類:キジカクシ科ツルボ属(キジカクシ科は旧分類のユリ科から分割)。     ＊英名: Chinese Scilla。Japanese Jacinth、Wild Hyacinth、Chinese Squill。    ＊別名:サンダイガサ（参内傘;花穂の形状が公家が参内する時に、供人が差し掛ける長柄傘を畳んだ形に似ていることに由来）。ヘッピリグサ（大量に食べると放屁雷鳴して下気:    放屁）。綿棗児（メンソウジ）。
■成 分□□□□□□□□□□□□□□□□
＊植物中に含まれるラナクリンは酵素で加水分解されプロトアネモニン(protoanemonin)になって毒作用を表す。ラナクリンやプロトアネモニンの含有量はまちまちで、一般的に開花期に多いとされている。プロトアネモニンは不安定な物質で、乾燥や加熱で不活性の二分子重合体アネモニンに変化する。    ＊プロトアネモニン(protoanemonin)。C5H4O2=96.08。キンポウゲ、クリスマスローズ、翁草の球根に含まれる。血圧低下や中枢神経麻痺などを起こす。プロトアネモニン(protoanemonin)はモノテルペノイドの一種で、刺激臭を有する油状物質である。    ＊キンポウゲ科の多くの植物に配糖体ラヌンクリン(ranunculin)として存在する。これらの植物は、葉や茎が傷ついたり折れたりする細胞組織の破壊に伴い、加水分解により二次的にプロトアネモニンを生成する。    ＊プロトアネモニンは淡黄色、油状で、揮発性が強く、皮膚や粘膜に対する刺激性の強い物質である。    ＊イヌリン(inulin)。地下の鱗茎にinulinが存在する。救荒植物として煮詰めて生ずる甘味はinulinの糖化によるものである。inulinは自然界においてさまざまな植物によって作られる多糖類の一群である。炭水化物の一種、果糖の重合体（フルクタン）の一種であり、同類の植物による貯蔵栄養素である澱粉と異なりヒトの消化器では分解不能で大腸の腸内細菌叢によってはじめて代謝されるため、栄養成分表示では糖質ではなく食物繊維として扱われる。
■一般的性状□□□□□□□□□□□□□□□□
＊球根のある多年生の草本。地下に球根があり、秋の初めにピンク色の花を密生した細長い穂を出す。地下に卵球形の鱗茎が有り、春早くこれから数枚の葉を出す。夏に葉は枯れ、秋に又現れて花を咲かせる。スルボとも云うが意味は不明である。説によれば古くはスミラと云い、救荒植物とされた。秋対生する葉の間から茎を立てて花序を付ける。花期:8-9月、高さ20-30cm。地下の鱗茎は黒褐色の皮で包まれる（3月）。花は下から咲き上がる。花被片6片、雄蕊6本（10月）。熟して裂けた果実、種子は細かくて黒色（12月）。林縁や堤防、草地等、日当たりの良いところに多く、往々に群生を作る。    ＊北海道南西部から九州までと琉球列島に広く分布。国外では朝鮮、中国本土と台湾、それにウスリーに分布する[全国の日当たりの良い林縁、畑の土手等]。    ＊ツルボ属には90-100種があり、大部分が中央アジアから西、西アジア、ヨーロッパ、それにアフリカに分布する。鑑賞価値の高いものも多く、球根性の花物としてシラーの名で呼ばれる。本属で日本にあるのは本種1種のみ。同時に本種は本属の中で東アジアに分布する唯一の種である。細胞学的には多型で、2倍体から5倍体までを含む。
■毒 [...]]]></description>
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		<title>『ジャガイモの毒性』□□□□□□□□□□</title>
		<link>http://www.drugsinfo.jp/2019/07/04-234600</link>
		<comments>http://www.drugsinfo.jp/2019/07/04-234600#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 04 Jul 2019 14:46:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[医薬品情報Q＆A]]></category>

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		<description><![CDATA[■対象物□□□□□□□□□□□□□□□□
＊対象:ジャガイモ、         ＊学名:Solanum tuberosum L.         ＊分類:ナス科ナス属。         ＊英名:potato         ＊別名:馬鈴薯・バレイショ、ジャガタライモ、ジャガイモ、ポテト、         
■成 分□□□□□□□□□□□□□□□□
＊ソラニン（solanine）:C45H73NO15=868.04。α-、β-、γ-solanine、α-、β-、γ-chaconineの六つに分けられる。ジャガイモの新芽に含まれる毒物。原形質毒で有、強力な溶血作用を示し、体液の電解質バランスを狂わせる。またコリンエステラーゼにも作用する。動物実験では、消化管からの吸収は少ない。糞便中に速やかに排泄され、極く少量が尿中に排泄される。solanineは水溶性で、熱に対しては比較的安定なアルカロイド配糖体である。       [...]]]></description>
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		<title>「ミツマタの毒性」</title>
		<link>http://www.drugsinfo.jp/2019/01/10-230900</link>
		<comments>http://www.drugsinfo.jp/2019/01/10-230900#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 10 Jan 2019 14:09:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[臨床医薬品情報データ]]></category>

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		<description><![CDATA[■対象物□□□□□□□□□□□□□□□□
＊ミツマタ（三椏）。      ＊分類:ジンチョウゲ科ミツマタ属     ＊学名：Edgeworthia chrysantha LINDL.     ＊和名:三椏。     ＊別名:三叉、三又。きずいこう(黄瑞香)。さきくさ(三枝)。ペーパーブッシュ。中国語では「結香」（ジエシアン）。     ＊生薬名：黄瑞香。&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160; ＊花期:3-4月、黄色、赤色の花。果実期:7-8月。




■成 分□□□□□□□□□□□□□□□□
＊クマリン配糖体。刺激生成分。     ＊詳細については不明とする資料も見られるが、クマリン配糖体とする資料が多い。
■一般的性状□□□□□□□□□□□□□□□□
＊三椏は枝が三叉状に出るところから。中国原産。慶長年間に渡来し、山地に栽培される。落葉低木。高さ1-2m、枝は三分枝するが、ミツマタの名の由来である。若枝は緑色、有毛。葉は互生、薄く、長さ5-15cm、草落性の葉状の包葉がある。花は早春、新葉に先立ち、蜂の巣に似た頭花を開く萼筒は4裂、外面に柔毛が密生。花弁は無い。雄蕊8、雌蕊1、樹皮は和紙の原料。「三叉の花」は日本においては仲春（啓蟄(3月6日頃)から清明の前日(4月4日頃迄））の季語とされる。冬期には葉を落とす落葉性の低木。樹皮は黄褐色で、強い繊維がある。秋の落葉の頃枝先に苞に囲まれた蕾が垂れ下がり、春先に新しい葉に先だって開花する。     ＊花は早春に葉の出る前に咲き、まり状に集まって枝の端に丁字形に着く。花の筒状部は長さ約7mmで花弁状の萼片で、外側は蜜毛で覆われ白色、内側は黄色である。雄蕊は8個、萼筒の内面に4個づつ上下2段につき、花柱は長く花外に出る。果実は、あずき粒大の痩果が夏に熟す。早春、開花期の花蕾を採取して乾燥させ、生薬として新蒙花、蒙花株という。新蒙花は中国市場に多く見られ、根も薬用に用いる。
■毒 性□□□□□□□□□□□□□□□□
＊有毒部位:全株(特に果実)。樹液は皮膚に付くと、皮膚炎を起こすことがある。成分としてはクマリン配糖体と考えられる。     ＊ミツマタの毒成分はクマリン配糖体の一種と言われているが、詳細は不明である。花は香りがあり、部屋に飾られる事もあるが、花は勿論のこと、全株に毒がある。
■症 状□□□□□□□□□□□□□□□□
＊口内･胃の炎症。大量に摂取すると体が麻痺する。皮膚のかぶれ。又は腹痛、血便、硬直。かぶれ、下痢、腹痛、口内炎、胃炎。     ＊誤食により腹痛、血便、身体硬直等の症状が出る。
■処 置□□□□□□□□□□□□□□□□
＊基本的処置(曝露部位の洗浄)、対症療法。
■事 例□□□□□□□□□□□□□□□□
＊特に具体的な事例は確認出来なかった。
■備 [...]]]></description>
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		</item>
		<item>
		<title>『鉄剤注射の副作用』</title>
		<link>http://www.drugsinfo.jp/2018/12/29-223900</link>
		<comments>http://www.drugsinfo.jp/2018/12/29-223900#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 29 Dec 2018 13:39:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[医論薬論]]></category>

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		<description><![CDATA[&#160;
KW:鉄剤・静脈注射・含糖酸化鉄・saccharated ferric oxide・鉄欠乏性貧血
 高校駅伝の選手に走力強化の目的で、鉄剤の静脈注射がされているという報道があった。
 鉄剤の静注薬として、国内で市販されているのは&#34; 含糖酸化鉄(saccharated ferric oxide)&#34;フェジン(日医工):40mg/2mL/管のみである。
 本品の承認された適応は、『鉄欠乏性貧血』のみで、添付文書に明記されており、その他の適応は存在しない。また鉄剤静注の使用に際し、「静注投与では過量投与による鉄過剰症となる危険がある。静注では鉄過剰症を避けるために、下記の計算式によって投与総量をまず算出してから投与を開始する。
 投与前ヘモグロビン値をXg/dLとすると、鉄総投与量(mg)=(15－X)×体重(kg)×3とされている。      本剤の投与禁忌として添付文書中に（次の患者には投与しないこと）として        1. 鉄欠乏状態にない患者［鉄過剰症を来すおそれがある。］       2. 重篤な肝障害のある患者［肝障害を増悪させるおそれがある。］       3. 本剤に対し過敏症の既往歴のある患者      の記載がされている。       また、重要な基本的注意『1.本剤は経口鉄剤の投与が困難又は不適当な場合に限り使用すること。2.効果が得られない場合には投与を中止し、合併症などについて検索すること。』  [...]]]></description>
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		</item>
		<item>
		<title>「ミヤマエンレイソウの毒性」□□□□□□□□□</title>
		<link>http://www.drugsinfo.jp/2018/07/14-223900</link>
		<comments>http://www.drugsinfo.jp/2018/07/14-223900#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 14 Jul 2018 13:39:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[臨床医薬品情報データ]]></category>

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		<description><![CDATA[■対象物□□□□□□□□□□□□□□□□
＊対象:ミヤマエンレイソウ（深山延齢草）。    ＊学名: Trillium tschonoskii Maxim.    ＊分類:ユリ科エンレイソウ属又は[シュロソウ科エンレイソウ属]。    ＊英名:     ＊別名:ヤマミツバ、タチアオイ(立葵)、シロバナエンレイソウ（白花延齢草）。延齢草根（中薬）。
■成 分□□□□□□□□□□□□□□□□
＊ステロイド系saponin。ジオスゲニンのグリコンド類。saponinによる催吐作用がある。その他、トリリン（trillin）。
■一般的性状□□□□□□□□□□□□□□□□
＊太く短い根茎から、高さ20-40cmの茎が1本伸び、その先端に3枚の葉を輪生する。葉は葉柄を持たず、茎から直接生ずる。葉の形状は丸みを帯びたひし形で、直径は10-20cm程度。3枚の葉の中心から短い花柄が伸び、3枚の外花被片と3枚の白い花弁状の内花被片、6本の雄蕊をもつ花を生じる。内花被片は外花被片より長く、外花被片の先端がとがる。花期は5月～6月。発芽してから花が咲くまでに10年は懸かるという成長の遅さから『延齢草』の命名がされたという。    ＊日本各地、特に国内では北海道に分布し、本州、四国、九州にも分布、山林の樹陰に生える多年草。外国ではサハリン、朝鮮に分布朝鮮、中国、樺太に分布する。
■毒 性□□□□□□□□□□□□□□□□
＊有毒なサポニン等を含む。また、根及び茎の根元に毒がある。毒の成分はトリリン（trillin）等で、良く茹でて十分に水に晒すことで、毒性を低下させられる。また、多食しないことが重要である。    ＊根茎を採り、乾燥したものを延齢草根という。漢薬として、高血圧・神経衰弱・健胃・腹痛・食あたりに利用する場合もあるが、民間治療薬として使用するのは非常に危険なので絶対に使用しない。    ＊saponinには界面活性作用があるため細胞膜を破壊する性質があり、血液に入った場合には赤血球を破壊（溶血作用）したり、水に溶かすと水生動物の鰓の表面を傷つけたりすることから魚毒性を発揮するものもある。saponinはヒトの食物中で必要な高比重リポタンパク-コレステロールの吸収を阻害する。こうした生理活性を持つ物質の作用の強いものにはしばしば経口毒性があり、蕁麻疹や多形滲出性紅斑を起こす。特に毒性の強いものはサポトキシンと呼ばれる。構造の類似した物質でも、強心配糖体（ジギタリスのジギトキシン、ジゴキシン等）や植物ステロール配糖体は、普通saponinには含めない。
■症 状□□□□□□□□□□□□□□□□
＊食べ過ぎると嘔吐、下痢を起こすが、口にしても苦いので吐き出して、大事に至ることは少ない。若芽を擬宝珠類と誤食する可能性がある。
■処 置□□□□□□□□□□□□□□□□
基本的処置として、牛乳・卵白を投与する。対症療法。
■事 例□□□□□□□□□□□□□□□□
＊食用利用の機会が少ないためか、中毒例の報告は多くない。
■備 考□□□□□□□□□□□□□□□□
＊中国では、民間薬として用いられていて、漢名では、延齢草根（えんれいそうこん）といい、高血圧、神経衰弱、健胃、腹痛、食あたりに、乾燥した根茎（こんけい）を、1日量3～5グラム程度煮出して服用する。    ＊熟した果実は甘く、生のままでも食べれる。 甘み成分の元はエライオソームと呼ばれる蟻が好む物質で、蟻は種を巣に運びエライオソームを食べて、種を捨てる。その結果、種は遠くに運んで貰える上「蟻のゴミ捨て場」に植えて貰う事が出来る。
■文 献□□□□□□□□□□□□□□□□
1)牧野富太郎: 原色牧野日本植物図鑑 II；北隆館,2000    2)川原勝征:毒毒植物図鑑；南方新社,2017    3)三橋 [...]]]></description>
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		</item>
		<item>
		<title>「ニチニチソウの毒性」□□□□□□□□□□□□□□□□</title>
		<link>http://www.drugsinfo.jp/2018/05/17-231800</link>
		<comments>http://www.drugsinfo.jp/2018/05/17-231800#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 17 May 2018 14:18:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[臨床医薬品情報データ]]></category>

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		<description><![CDATA[&#160;
■対象物□□□□□□□□□□□□□□□□
＊対象:ニチニチソウ（日日草）。日々草の名称は1日毎に新しい花に咲き代わる事に基づく命名である。    ＊学名: Catharanthus roseus    ＊分類:キョウチクトウ科ニチニチソウ属。    ＊英名: Madagascar periwinkle    ＊別名:ビンカ、長春花（漢名）。
■成 分□□□□□□□□□□□□□□□□
＊vinca alkaloidと総称されるalkaloidが含まれ、vindoline(C25H32N2O6）、vincristin、vinblastine（vincaleucoblastine）等が含まれる。現在では70種程度のalkaloid成分が単離されている。
■一般的性状□□□□□□□□□□□□□□□□
＊マダガスカル、ブラジル、ジャワ等熱帯原産で、常緑低木状多年草。天明元年（1781年）に渡来。切り花用、花壇、鉢植え用に栽培し、1年草として扱う。茎は直立、高さ20-60cm。花期は7-9月、径3-9cm、園芸品種により白、桃色、赤、紅紫色にぼかしや混合あり。多花性の矮性等もある。花期は7-11月。草丈40cm前後。    ＊花期が長く花壇の他、道路沿い等にも良く植えられている。日日花が咲き続けることから名が付いた。葉は濃い緑色で光沢があり、花をよく目立たせる。花色は白で中心が紅いものや、その逆の配色のもの、ピンク系のものなどがある。沖縄では野生化し、冬でも花を見かけるが、本州の花壇では冬は枯れる。原種は小低木で、匍匐する傾向があるが、一般には一年草として、観賞用に改良された品種は、直立するものが多い。葉は長楕円形で、対生する。    ＊日々草は世界各国で薬用に利用されてきた。ヨーロッパやアジア圏では、糖尿病、高血圧、不眠の治療薬として葉の抽出液が使われる。アーユルヴェーダでも抗糖尿病薬として葉の煎じ薬が使用されるが、ラットの実験では有意な結果が見られたという。
■毒 性□□□□□□□□□□□□□□□□
＊日々草にはビンカアルカロイド（vinca alkaloid）と総称される10種以上のalkaloidが全草に含まれる。vinca alkaloidのうちvindoline及びvincristin(1961年開発）とvinblastine(1958年開発）等があり、vincristin、vinblastineには細胞分裂阻害作用があり、抗癌剤として用いられている。脱毛、嘔吐、下痢等の副作用がある。中国では長春花として内服されているが、毒性が強く、素人の使用は危険。    ＊vincristin LD50（マウス・腹腔）5.2mg/kg、vinblastinen(C46H58N4O9=811.00)。LD50（マウス・静注）9.5mg/kg。    ＊猛毒性alkaloidの成人の推定最小致死量は、含有植物1g、tincture 5mL又は2mgのalkaloidであるが、非常に変動がある。
■症 状□□□□□□□□□□□□□□□□
＊中毒症状として嘔吐、下痢、麻痺の症状が起きる。    ＊中枢神経刺激作用、心機能障害、痙攣、筋肉麻痺、嘔吐。    ＊100種を超えるalkaloidが全草に含まれており、摂取量を誤れば、腹痛、下痢、時には急性の呼吸困難を惹起する。花の部分だけには有毒性は見られなかったとする報告もある(2012年ラットでの実験L.Kevin他,)。   [...]]]></description>
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		<title>「数珠玉と鳩麦について」</title>
		<link>http://www.drugsinfo.jp/2018/04/29-165300</link>
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		<pubDate>Sun, 29 Apr 2018 07:53:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[医薬品情報Q＆A]]></category>

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		<description><![CDATA[KW:植物・じゅずだま・数珠玉・はとむぎ・鳩麦・センコク・川穀・シコクムギ・朝鮮麦・唐麦・ヨクベイ・薏米・イベイ・苡米・イニン・苡仁・薏苡仁・ヨクイニン
Q:数珠玉と鳩麦の相違についてまた、数珠玉の毒性について
A:次の通りである。
ハトムギ（はとむぎ、鳩麦）
    別名:センコク（川穀）、シコクムギ、朝鮮麦、唐麦。ヨクベイ（薏米）、イベイ（苡米）、イニン（苡仁）    漢名:薏苡仁（ヨクイニン＝種子）    分類:イネ科ジュズダマ属。    学名:Coix ma-yuen Roman.。Coix lachryma-jobi var.ma-yuen。    ハト麦で鳩の食う麦の意とされる。インドシナ原産（ベトナム及び中国原産）。古くに渡来し、各地の畑で薬用、食用に栽培される1年草。茎は直立分枝（茎は叢生）し、高さ1-1.5m。葉は互生し細長い皮針形で先端は尖り、下部は鞘となる。夏から秋、葉腋から花穂数個を垂れ下げる。下部の1個の雌花穂は、硬質の包に包まれ、内に3花があり、うち2個は退化小穂。7-8月に葉腋の軸に数個の花穂を下向きに出す。雄花は花穂の先端に纏まって付く。果は楕円形で、熟すと鞘は褐色を帯び、縦に縞があり硬くなるが、数珠玉ほどではない。中に穎果（エイカ）が一つあり、噛むと甘く歯間に粘着する。    薬用部:薬用部分は種子の皮を除いた穎果、根。穎果には他の五穀との比較で最高に蛋白質の量が多く、有用なアミノ酸にも富んでおり、薬という形より栄養に富んだ穀物として、米と一緒に炊いたり餅等として食用とされた。    成分:種子、根に含まれるコイクソールは動物実験でアミノピリンに優る鎮痛・消炎・解熱作用が認められており、カフェインに拮抗し、中枢神経系を抑制する。また横紋筋弛緩作用があることから5-10%水煎液を神経痛、関節リュウマチの除痛に応用された。その他、コイクセラノイドには抗腫瘍作用があると云われている。その他、澱粉52%、蛋白質18%、脂肪7%、カンペステロール、スティックマステロール、脂肪酸エステルのコイキセノライドが含まれているとする報告も見られる。    中医学では適応として利尿、消炎、鎮痛、排膿の効果があるとして種々の処方に配合されている。    採取:9月から10月に刈り取り、果実だけを選別し、一番外側の苞皮、次いで果皮を手で剥いで種子だけにする。1週間ほど日干しで乾燥させたものが生薬の薏苡仁になる。    薏苡仁の効果:薏苡仁は健胃、解熱、利尿、解毒の効果があるとされる。慢性胃腸病、潰瘍、下痢、リウマチ・神経痛の痛み、またイボ取りと美肌保全効果があるとされる。    薏苡仁の用法:薏苡仁20-30gを1日量として水1Lで番茶を作るように煎じ、沸騰した後弱火で10分ほどに詰める。煎じ液は御茶代わりに随時飲用する。また、米でお粥を作るときに薏苡仁60-80gを加えてお粥を作り、1日1回半月程度続けて食べるとイボは取れる。但し、妊婦の場合、便秘がちになるので用いない。
数珠玉 （ジュズダマ）
     別名:ズズゴ、トウムギ。 [...]]]></description>
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		<title>「サクラソウの毒性」□□□□□□□□□□□□□</title>
		<link>http://www.drugsinfo.jp/2018/04/17-202200</link>
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		<pubDate>Tue, 17 Apr 2018 11:22:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[臨床医薬品情報データ]]></category>

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		<description><![CDATA[■対象物□□□□□□□□□□□□□□□□和名：桜草（サクラソウ）学名：Primula sieboldii別名：ニホンサクラソウ（日本桜草。桜に似た花形に基づく）。分類：サクラソウ科サクラソウ属（プリムラ属）。漢名：桜草根（オウソウコン）。■成 分□□□□□□□□□□□□□□□□＊全草に桜草サポニン、フラボンを含む。ベンゾキノン系化合物であるprimin。＊saponinに利尿、去痰、鎮咳作用が有り、去痰・鎮咳薬として用いられる。またflavoneには消炎作用が有り、創傷、浮腫等に外用するが、桜草saponinには溶血作用もあるため、連用する場合には専門家の指導の下に使用する。[使用方法]去痰・鎮咳には桜草根1日量10-15gに300mLの水を加え、半量になるまで煮詰め、3回に分けて服用する。■一般的性状□□□□□□□□□□□□□□□□＊分布：桜草はプリムラの仲間で、北海道南部、本州、九州及び朝鮮半島、中国、ダフリア、アムール、ウスリー、ウダに分布し、原野、低湿地に生え、広く栽培される多年草。主に北半球の温帯・寒帯や高地に約200種があるとされ、日本には14種が自生し、学名はプリムラ・シーボルディといい、我国では四国と沖縄を除いて各地に分布している。＊形態：根茎は短く、匍匐する。葉は根元に集まり、長柄で卵形から卵状広楕円形、長さ4-10cm、鈍頭で縁に浅い欠刻と不整歯牙がある。花期は4-5月。葉間から高さ15-40cmの花茎を直立し、淡紅色花を7-20個、散形状に着花。＊薬用部分：根、根茎。開花中の地下部を刈り取り、水洗いして日干しにする。■毒 性□□□□□□□□□□□□□□□□＊有毒部位：葉・花柄・萼片。葉や茎等の線毛に含まれる。＊桜草皮膚炎：有毒部位に触れると、痒みや水脹れ等のかぶれ、皮膚炎になることがある。また、桜草は高率に接触性皮膚炎（かぶれ）を惹起する。接触性皮膚炎を惹起する桜草として『トキワサクラソウ』（学名:プリムラ・オブコニカ:Primula obconica）と西洋サクラソウ（プリムラ・マラコイデス:Primula malacoides）の両種が挙げられており、原因物質としてベンゾキノン系化合物であるpriminの含有が云われている。■症 状□□□□□□□□□□□□□□□□＊接触性皮膚炎は、接触物質の毒性によって発現する。『トキワサクラソウ』による接触性皮膚炎はpriminによるとされている。急性型の発症は、灼熱感、疼痛等の強い自覚症状を伴い、紅斑、浮腫、水疱の形成が見られる。慢性型は表皮の肥厚が著明で、苔癬化の傾向を示し、経過が長い。痒みが強いが、表皮内浮腫や水疱形成は見られない。■処 置□□□□□□□□□□□□□□□□＊充分な問診により接触原を調査・推定し、原因物質を避けることが重要である。薬剤は外用剤療法が主となり、掻痒に対しては、止痒薬を塗布する。症状が強い場合は、副腎皮質ステロイド外用薬のvery strongないしstrongestを用いる。■事 例□□□□□□□□□□□□□□□□＊接触性皮膚炎に分類される昭和55年以降数年間の植物性皮膚炎の急激な増加は園芸ブームによるトキワザクラの栽培を反映していると考えられる。■備 考□□□□□□□□□□□□□□□□＊荒川流域の桜草は、元は秩父山中などから流れ着き、繁殖したものだと考えられている。この地は江戸時代から浮間ヶ原と呼ばれ、現在の戸田、志村、川口、田島ヶ原等とともに桜草の自生地として有名であったが、嘗て荒川沿岸の各地に大群落をつくっていた桜草も、現在ではさいたま市の田島ヶ原に昔の面影を僅かにとどめるのみとなっている。＊荒川の堤防に立って浮間を一望すると、昔荒川の本流があった浮間ヶ池を除いては宅地、工場地に変わってしまい、江戸時代に桜草の群生地であったと云うことは、想像することは難しい。＊桜草は、江戸時代に育種が進み、数百に及ぶ品種が作られたと云われる。2005(平成17)年時点で、297品種が認定されているとされる。江戸時代の中ごろから、荒川の原野に野生する桜草から本格的な栽培が始まり、種子まきを繰り返すうちに、白、桃、紅、紫、絞りなどの色変わりや、大小さまざまな花形の変わり品種が生まれ、名称が付けられた。＊トキワサクラ（常磐桜）。学名:プリムラ・オブコニカ:Primula obconica。原産地：中国西部-ヒマラヤ。主な開花期:12月-3月。別名:しきざきさくらそう(四季咲き桜草)。通称:オブコニカ。和名:化粧桜。桜草の中には局所刺激作用の強いものとして本種が知られている。本種は中国産で開花期が長いので好んで観賞植物とされる。本種はその線毛に含まれるプリミンという物質のため、刺激性を発揮する。本種は葉の表面に白い粉状の物質がついていることがある。これがかぶれの原因物質で、ベンゾキノン系化合物であるプリミン（primin、2-methoxy-6-pentylbenzoquinone)である。葉の毛などに触れると皮膚の弱い人はかぶれる（サクラソウ皮膚炎）ことがあるので注意が必要である。■文 献□□□□□□□□□□□□□□□□1)牧野富太郎: 原色牧野日本植物図鑑 I；北隆館,20002)浮間ヶ原桜草圃場；東京都北区/浮間ヶ原桜草保存会,刊行物登録番号25-3-0273)藤井伸二・監修:色で見わけ五感で楽しむ-野草図鑑；ナツメ社,20144)手塚千史・訳:大地の薬-ヨーロッパの薬用植物の神話、医療用途、料理レシピ-;あすむく,19965)三橋 博・監:原色牧野和漢薬草大圖鑑;北隆館,19886)大塚恭男:東西生薬考;創元社,19937)舟山信次:毒と薬の科学-毒から見た藥・薬から見た毒;朝倉書店,20078)接触皮膚炎診療ガイドライン:日皮会誌,119(9):1757-1793(2009)(平成21年）9)山内俊一・監修：主要疾患・治療と薬剤ハンドブック;薬事新報社,2009


調査者:古泉秀夫
分類:63.099PRI
記入日:2018.2.18.


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		<title>「福寿草の毒性」□□□□□□□□□□□□□□□□</title>
		<link>http://www.drugsinfo.jp/2018/04/01-225100</link>
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		<pubDate>Sun, 01 Apr 2018 13:51:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[臨床医薬品情報データ]]></category>

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		<description><![CDATA[■対象物□□□□□□□□□□□□□□□□
＊英名: spring adonis、pheasant’s-eye。
＊学名: Adonis amurensis Regel et Radde
＊別名：ガンジツソウ（元日草）、ツイタチソウ（朔日草）。
＊分類:キンポウゲ科フクジュウソウ属。
＊分布:北海道、本州、九州及び千島、サハリン、朝鮮半島。中国東北部、シベリア東部に分布し、草地、林内に生え、観賞用などに栽培される多年草。
＊形態：草丈10-30cm。根茎は短く肥厚する。茎はしばしば分枝し上部に乳頭状の短毛と、時に軟毛がある。葉は互生し、3-4回羽状複葉で小葉は皮針形。花期は2-4月。茎の頂にやや大型の黄色花を単生する。
■成 分□□□□□□□□□□□□□□□□
＊全草に強心配糖体のシマリン（cymarine）、シマロール（cymarol）、アドニトキシン(adonitoxin)、ソマリンの他、コルコロサイドA、コンバラトキシン、ストロファンチン、リネオロン、イソリネオロン、アドニライド、ウンベリフェロン、スコポレチンなどを含む。アドニトキシンは非常に水溶性が高い。
■一般的性状□□□□□□□□□□□□□□□□
＊薬用部分：根及び根茎（福寿草根&#60;フクジュソウコン&#62;)。根及び根茎を堀あげ、水洗い後、日干しにする。
＊薬効・薬理：シマリンはジギタリス配糖体と類似作用があり、ウサギに投与すると少量で心臓の拍動を増強かつ緩徐にし、血圧が僅かに上昇する。蛙の露出心臓に滴下すると、初め拍動を増強、緩徐にし、ついで不整となって蠕動状を呈し、収縮期に停止する。福寿草根は浸剤、チンキ剤として強心、利尿薬としてジギタリスの代用とする。
■毒 性□□□□□□□□□□□□□□□□
＊有毒部位:全草。
＊毒成分:シマリン、アドニトキシン（adonitoxin)等。強心配糖体が含まれ、有毒である。
＊福寿草根は毒性が大変強く、用量を誤ると心臓麻痺を起こして死亡する危険が大きいため、民間、家庭では使用してはならない。福寿草の致死量は約0.7mg/kgといわれている。42mgあれば体重 60kgの成人が死亡する。
＊福寿草の毒は心臓に作用するアドニトキシン(adonitoxin)という強心配糖体の他に、20種以上の物質が知られている。そのうちアドニトキシンの含有量は0.25%である。
■症 状□□□□□□□□□□□□□□□□
＊中毒症状:嘔吐、酷いときは心臓麻痺を起こす。死亡例あり。
＊強心配糖体による急性中毒症状は、いわゆるジギタリス中毒の症状とは異なる。嘔吐が80%に見られる。服用後数時間で出現するが、中毒の重症度と関係ない。25%の症例に不安を伴う興奮が見られる。錯乱性の迷妄、幻覚があらわれ、てんかん様発作を見ることもある。頭痛、筋肉痛、脱力感が見られる。心筋の種々の部位で障害が起こり、その部位が刺激伝導路上で、下方に位置するほど危険である。刺激伝導障害と自動能の障害が同時発生する場合が殆どである。死亡は65%が心室細動、25%が長時間の無収縮、10%が急性循環不全である。高カリウム血症は、重症度を示す重要な因子である。
＊悪心、嘔吐、腹痛、頭痛、錯乱、不整脈、高カリウム血症、呼吸困難、心停止。
■処 置□□□□□□□□□□□□□□□□
＊①胃洗浄、②吸着剤、③下剤、④輸液。⑤対症療法。
＊福寿草摂取者に関する具体的な処置法は確認できなかったため、ジギタリス以外の強心配糖体による中毒発現時の処置として報告されている例を参照として紹介する。①血清カリウム値を1時間おきに測定し、高いようであればケイキサレートの経口投与又はブドウ糖とインスリンの静注を行う。入院時の値が6.4mEq/L以上は極めて予後が悪いと考えておかなければならない。②房室ブロックにはフェニトイン（アレビアチン注射液）を1回25mg（小児：1回0.5-1.0mg/kg)、1-2時間おきに静注する。心室性不整脈に対しては、初回量15mg/kg(総量1gまで）、1分間0.5mg/kgを超えない速度で静注する。維持量は2mg/kgを成人で12時間おき、小児で8時間おきに、必要に応じて静注する。できれば血清中フェニトイン濃度を測定し、10-20μg/mLを保つようにする。③心室性頻脈、二段脈にはリドカインが有効。初回量1mg/kgを静注。必要なら0.5-1.0mg/kgを20分後に静注する。維持量として10-40μg/kg・minを点滴静注する。④血液透析や血液灌流ではalkaloid・強心配糖体を除去することはできない。
■事 例□□□□□□□□□□□□□□□□
＊ふきのとうと誤って誤食する事例があるとされる。
＊76歳の女性、8年間にわたって心臓病と糖尿病を患っていた。福寿草の根を煎じて飲めば心臓病にいいといわれ、福寿草の根を掘り出して水洗いし、乾燥させた。2L入りの薬罐にひげ根の束を10cmほど入れ煮詰めた後、茶碗（180mL)についで飲んだ。夫もつきあって少し飲んだところ、突然、胃が引っ繰り返るほどの嘔吐と、激しい痛みが二人を襲った。直ちに病院に運んだが、5時間後に心室性不整脈で死亡した。夫は命を取り留めたが、1週間の継続入院が必要であった。
＊1992年4月26日、心臓が悪く、病院で貰う薬の他、不断はドクダミを煎じて飲んでいたが、76歳の女性が、心臓病に効くといわれて、福寿草根を煎じて180mLを服んだ所、突然吐いて、5時間後に心室性不整脈で死亡した。
■備 考□□□□□□□□□□□□□□□□
＊福寿草根の毒性は、相当に強いということである。文献等を見ても、素人療法で福寿草を使用することは危険であり、回避するようにとの注意書き多く記載されている。
■文 献□□□□□□□□□□□□□□□□

1) 三橋 博・監修：原色牧野和漢薬草大図鑑；北隆館,1988
2)植松 黎：毒草の誘惑；講談社,1997
3)植松 黎：毒草を食べてみた；文春新書,2000
4)内藤裕史：中毒百科 改訂第2版；南江堂,2001
5)佐竹元・監:フィールドベスト図鑑v.16&#60;日本の有毒植物;学研マーケティング,2012
6)森 博美・他編:急性中毒ハンドファイル;医学書院,2011



調査者:古泉秀夫
記入日:2018.3.21.
分類:63.099SPR



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