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	<title>医薬品情報21</title>
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	<pubDate>Thu, 17 May 2012 15:08:07 +0900</pubDate>
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		<title>『波除稲荷神社』</title>
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		<pubDate>Thu, 17 May 2012 15:04:00 +0900</pubDate>
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		<category><![CDATA[医論薬論]]></category>

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		<description><![CDATA[&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160; 鬼城竜生
 彼岸花の写真を撮りに鎌倉に行ったが、天候不順の影響で、鎌倉ではいい写真が撮れなかった。そこで以前にも行って一定の彼岸花の写真は確保できると踏んで9月27日（火曜日）、浜離宮恩賜庭園に出かけた。しかし本来なら咲いているはずの花が蕾のままであったり、既に終わっていたりと云うことで、鎌倉同様綺麗に咲き揃っているという状況は無かった。
 甚だ残念だが、花の写真を狙っている場合、必ずしも行った日がドンピシャで、適切な日という訳ではない。いい写真が欲しいなら狙った日の前後に何日か通わなければ、納得のいく写真が撮れないのは解っているが、年寄りとはいえそれなりに用事はある。それにに昔と違って細かなピントが合わせられなくなり、完全な向こう合わせの馬鹿チョンカメラでは、そこそこ写っていいということで諦めるより仕方がない。ただそれでも下手な鉄砲も数打ちゃ当たるで、時には納得のいく写真が撮れていることもある。
 折角来たのだからということで、園内を回ることにしたか、『お伝い橋』の入口の左側に見慣れない建物が建っていた。これは戦災で失われたままになっていた『松の御茶屋』を復元したもので、現在はまだ中を見学することは出来ないが、2011年12月26日に完成したものだという。取り敢えず近くまで行ってと思ったが、中が見学できないなら行っても無駄だと云うことで、『お伝い橋』を通って『中島の御茶屋』に行き、ここに来るたびに飲むことにしている抹茶を飲むことにした。この建物は宝永四年（1707）に建てられたものが戦災で焼け、現在の建物は昭和五十八年（1983)に復元されたものだという。
園内を一回りしてそこそこの写真を写した後、時間も早かったので、築地にある『波除稲荷神社』に行くことにした。
戴いた参拝の栞によると、『波除稲荷神社』の縁起について、次の話が紹介されている。
江戸開府(1603)時の慶長江戸絵図には、今の日比谷のお堀の辺りまで汐入を描き、八重洲の海岸に船の役所が見える。開府前より始まった江戸城西丸の増築に掘られた、お堀の揚げ土を以って日比谷入江から埋め始められた江戸東南海面埋立は、その後全国の諸侯七十家に千石に一人の人夫を出させ、後にはその埋立の役員の名をとり、尾張町、加賀町等と名附けられたという。 
更に70年の後、明暦の大火の後に四代将軍家綱公が手がけた最後の埋立工事は困難を極めたといわれ、この築地海面は、堤防を築いても築いても激波に浚われてしまう。或夜の事、海面を光りを放って漂うものがあり、人々は不思議に思って船を出してみると、それは立派な稲荷大神の御神体であったという。皆は畏れて、早速現在の地に社殿を作りお祀りして、皆で盛大なお祭をしました。ところがそれからというものは、波風がピタリとおさまり、工事はやすやすと進み埋立も終了致した。萬治二年（1659）の事だとされる。人々は、その御神徳のあらたかさに驚き、稲荷大神に『波除』の尊称を奉り、また雲を従える&#60;龍&#62;、風を従える&#60;虎&#62;、一声で万物を威伏させる&#60;獅子&#62;の巨大な頭が数体奉納され、これを担いで回ったのが祭礼 『つきじ獅子祭』 の始まりだとされる。
『波除稲荷神社』の祭神は、衣食住、殖産工業、商業の守り神である「倉稲魂命(うがのみたまのみこと)」であるという。現在の社殿は昭和十二年に出来たもので、御祭神の繋がりが有る伊勢の神宮（外宮）と同じ唯一神明造で造られており、国産の檜が使用され、戦前では東日本で最後に造営された神社の社殿であるという。 

&#160;
摂社は学芸の才能と豊かな財をなす福徳の神「市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)」をお祀りし、この御祭神を俗に弁財天と称することから弁財天社と呼ばれている。江戸時代の御本社の御創建時、同じくお祀りされた縁の有る事から摂社として大切にお祀りされている。また水に縁の有る御祭神に因み、手水の施設を組み込んだ造りになっている。
末社として次の四神がお祀りされている。   天照大神、大国主命、少彦名命、天日鷲命(あめのひわしのみこと)。
獅子殿:江戸時代、厄除・災難除の象徴として多くの参詣者を集めまた当神社祭礼「つきじ獅子祭」の名称の元となった「厄除天井大獅子」は、江戸末期に焼失以来その復興を待たれていたが、平成二年に神社の御鎮座330年を記念し、樹齢約三千年の黒檜（ねず）の原木を用いて 高さ2.4m、幅3.3m、重さ1tという往時に勝るとも劣らぬ名実共に日本一の厄除天井大獅子として、加賀鶴木の現代の名工・知田清雲氏とその工房の手により再興され、神楽殿を全面改築した獅子殿に納められました。
「お歯黒獅子」は、江戸時代に東都名物だった雌の大獅子を祭礼で担ぐ様に高さ一尺の台座を含め高さ2.2m、両耳幅2.5m、総重量700kgの総漆塗り一木造で、木彫・加賀獅子頭の名工の流れをくむ現代屈指の彫刻師・知田清雲氏とそれを支えた熟達の加賀の職人達の技により、紅色の肌地にお歯黒を施し金箔押しの巻き毛で腰高の姿に平成十四年再興され、この雌を表す頭の宝珠の中に弁財天・市杵島姫命の御神像が収められている。
浜離宮から波除稲荷神社を巡る行程を歩いて12,260歩。昼飯は築地場外の表通りで天ざるを喰ったが、それなりの味で食べたことに不服はなかったが、店の棚に『獺祭』が置いてあったので、よっぽど呑もうかと思ったが、帰りの電車の乗り降りが面倒になるので止めた。しかし、今になって心残りというのであれば、一杯ぐらい呑んでもよかったか。
&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160; (2012.1.12.)
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		<title>「西洋フキについて」</title>
		<link>http://www.drugsinfo.jp/2012/05/08-150700</link>
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		<pubDate>Tue, 08 May 2012 06:07:00 +0900</pubDate>
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		<category><![CDATA[医薬品情報Q＆A]]></category>

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		<description><![CDATA[KW:健康食品・有害作用･セイヨウフキ・西洋ふき・西洋蕗・西洋フキ・butterbur・バターバー
Q:厚生労働省から使用注意の文書が出された西洋フキについて
A:西洋蕗・西洋フキ･セイヨウフキ、学名:Petasites hybridus。
キク科フキ属(petasites)の植物。英名:butterbur。バターバー。フキのヒブリドウス種(petasites hybridus)、ふき葉(petasites officinalis petasites Leaf)、ふき根(petasites root)。セイヨウフキはヨーロッパ全域とアジア北部に分布する、高さ1mになる多年草である。淡桃紫色の花を大型の穂状花序中につける。地上部は夏に、根は春から秋に採取される。
フキ属の学名であるペタシテス（Petasites）は古代ギリシャの医師・植物学者であるペダニウス・ディオスコリデスが、バターバーの大きな葉が羊飼いの雨よけ用の大きなフェルト帽ペタソス（petasos) に似ていることから名付けたと云われている。
また、植物の葉には抗菌物質や抗酸化物質が含まれていることが知られているが、ヨーロッパではかつて、気温の高いときにセイヨウフキの大きな葉でバターを包んでいたことから英語の一般名称であるバターバー (Butterbur) は、それに由来するといわれている。
セイヨウフキの使用部位は葉･根及び球根を用いると云われている。また、セイヨウフキ製品の一部にはピロリジジンアルカロイド（pyrrolizidine alkaloid:PA）が含まれるため、安全性に問題がある。PAは肝臓、肺及び血液循環を損傷し、癌の原因になることもあるとされる。PAを含むセイヨウフキ製品の経口摂取、及び傷口への塗布は、傷口から化合物が体内に吸収されるため、安全ではない。PAを含まないとの認定の記載のないセイヨウフキ製品は使用を避けるべきである。
偏頭痛の予防を目的としてPAを含まず、ペタシン（petasin）及びイソペタシン（isopetasin)の含有率が15%となるよう標準化されたセイヨウフキ根茎のエキス剤を1回50-100mg、1日2回の摂取が報告されている。季節性アレルギー性鼻炎に標準化エキス剤をpetasinとして8-16mg/回、1日3回の摂取が云われている。但し、偏頭痛･季節性アレルギー性鼻炎について、効くと断言できないが、効能の可能性が化学的に示唆されているとする報告がある。主に根茎が使用されるのは、petasin、isopetasinなどの薬効成分が根茎部分に多く含まれているためである。petasin、isopetasinはセスキテルペン化合物である。
噯気、胃のむかつき、下痢、疲労、掻痒等の有害作用を発現する可能性がある。pyrrolizidine･alkaloidを含む製品は危険である。肝臓、肺、血液循環を乱し、癌を惹起する可能性がある。PAを含んでいないとする認定書のないものは使用しない。理論的にはブタクサ、マリーゴールド、デージーや関連するハーブなどにアレルギーのある者では、アレルギー反応を生ずることがある。妊婦･授乳婦は使用禁止。ブタクサ、マリーゴールド、デージーや関連するハーブ等にアレルギーのある者は使用禁止。肝疾患患者には使用禁忌。
&#160;&#160;&#160; 平成24年2月8日
&#160;
【照会先】   &#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160; 医薬食品局食品安全部    &#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160; 基準審査課新開発食品保健対策室
報道関係者各位
&#160;&#160;&#160;&#160;&#160; バターバー（西洋フキ）を含む食品の摂取に関する注意喚起についての対応
&#160;
 英国医薬品庁がバターバー（西洋フキ）について自主回収等の措置を講じていることから、バターバー又はバターバーを含む食品の摂取については、消費者に対し念のため控えるよう注意喚起するとともに、事業者に対し当面販売を中止するよう指導することとしましたのでお知らせします。
 今般、英国医薬品庁(MHRA)は、英国内で販売されているハーブ医薬品として未承認のバターバーを含む製品について、肝毒性と関連する疑いがあることを踏まえ、事業者に対して自主回収するよう依頼するとともに、消費者に対して使用を中止するよう注意喚起を行いました。    バターバーには、重篤な肝障害を起こす疑いのあるピロリジジンアルカロイドが含有されていますが、MHRAによると、ピロリジジンアルカロイドがほとんど除去されている製品での肝毒性（40例）も報告されているとのことから、その詳細については、現在、情報収集中です。     現時点では、我が国においてバターバー又はバターバーを含む食品を摂取したことによる健康被害事例は報告されていませんが、これらの食品を花粉症等向けとして販売宣伝している個人輸入代行サイト等が見られるため、バターバー又はバターバーを含む食品の摂取について、念のためお控えいただくよう消費者への注意喚起をお願いします。     なお、バターバー又はバターバーを含む食品の販売を当面行わないよう、都道府県等を通じ関係事業者に指導することとしています。
 本件に関する詳しい情報は、下記の独立行政法人国立健康・栄養研究所のホームページを御覧下さい。
&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160; 英国MHRAがバターバー (西洋フキ) を含む製品に注意喚起 (120201)
＜バターバー（西洋フキ）＞   
 【英名】Butterbur【学名】Petasites hybridus【分類】キク科フキ属    ヨーロッパ、北及び西アジアが原産で、我が国に自生しているフキ(Petasites japonicus)とは、同属別種。
〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2 電話：03-5253-1111（代表）
1)日本医師会･他総監修:健康食品･サプリメント[成分]のすべて；Jahfic,2011 [...]]]></description>
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		<title>「通利について」</title>
		<link>http://www.drugsinfo.jp/2012/05/08-145700</link>
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		<pubDate>Tue, 08 May 2012 05:57:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[医薬品情報Q＆A]]></category>

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		<description><![CDATA[KW:語彙解釈･通利・通・利・精神分析・カタルシス・catharsis・通利療法・カタルシス療法
Q:精神科の図書で見られた「通利」について
A:「通」について「甬」は手桶の形。手桶は筒形で空洞のものであるから、滞ることなく通り抜けることを通と言い「とおる、ゆきわたる、いたる、かよう、あまねく」などの意味に用いる。    「利」について「禾（か）」と刀（りっとう）とを組み合わせた形。禾（穀物の類）を刃物で刈り取る形で、刈り取って儲けとすることから、「もうけ、りえき」の意味となる。また刈り取る刃の「するどい」ことから、のちすべて「するどい、すばやい」の意味となる。
以上の字義を斟酌すると「通利」は、“素早く通り抜ける”ということになる。
通利が精神分析の用語とすると、通利療法に相当するのはカタルシス（catharsis)療法ではないかとされる。抑圧されて無意識の中に留まっていた精神的外傷による凝りを言語・行為又は情動として外部に表出することによって消散させようとする精神療法の技術。浄化法。
またcatharsis（通利）療法。除反応、古代ギリシャの医学では、「病的な体液を体外へ排出する」こととされている。
1)白川 静：常用字解；平凡社,2003    2)広辞苑 第五版；岩波書店,1998
&#160;
&#160;&#160;&#160;&#160; [015.8.CAT:2012.4.3.古泉秀夫]
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		<title>「臭素剤について」</title>
		<link>http://www.drugsinfo.jp/2012/05/08-144500</link>
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		<pubDate>Tue, 08 May 2012 05:45:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[医薬品情報Q＆A]]></category>

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		<description><![CDATA[KW:薬名検索・臭素剤・bromine agent・bromine・Br・アルカリ金属・アルカリ土類金属・臭化カリウム・potassium bromide・臭化カルシウム・calcium bromide・ブロムワレリル尿素・bromovalerylurea
&#160;
Q:臭素剤という記載が教科書にあったが、これにはどのような薬剤が含まれるのか

A:臭素（bromine）、Br、原子番号35の元素。原子量79.904。ギリシャ語で“悪臭”を意味するbromosより命名された。英名のbromine、独逸名のbromはこれに由来する。ハロゲン元素（塩を造る元素の意）の一つ。二つの安定な同位体79Br(50.57%)、81Br(49.43%)がある。常温で液体である唯一の非金属元素で、天然には単体として存在せず、主としてアルカリ金属及びアルカリ土類金属の臭化物、塩素より遙かに少量ではあるが塩素とともに存在する。また海水1L中に平均67mg含まれている。赤褐色の刺激性の液体で、融点－7.2℃、沸点58.8℃。赤褐色の刺激性の液体で、室温で赤褐色の蒸気を放つ。有毒である。水100gに対する溶解度は3.58g(20℃）である。アルコール、エーテル、ベンゼン、四塩化炭素など、一般の有機溶媒にはよく溶ける。塩素より酸化力は弱いが、酸化剤、殺菌剤、臭素化剤として、また多くの無機、有機臭素製品の原料として用いられ、特に写真材料、医薬品として重要である。   臭素化合物の作用は、成人が0.5g位服用しても認められないが、4-8gを投与すると大脳皮質の知覚領と運動領の興奮抑制作用が現れる。その為、臭素を含む化合物は鎮静剤（ブロムカリ等）、就眠剤（ブロムワレリル尿素等）として応用されている。ただ臭素は体内に蓄積し易いので、長期連用は回避する。
中枢神経の中でも、特に大脳皮質の興奮性を低下させて鎮静効果をもたらすものを鎮静薬といい、臭化カリウム(KBr)、臭化ナトリウム(NaBr)等の臭素剤（bromine agent；ブロム剤:bromides)がこれに入る。臭素剤は吸収は速いが、排泄が遅い為、連用によって蓄積を起こし、ブロム中毒症（bromism）になる。
ブロム中毒症の症状として、不安、鬱状態、運動失調、見当識障害、混迷などの精神障害。発疹、痤瘡。食欲不振、下痢を起こし、痩せてブロム悪液質になる。このような副作用の為、臭素剤は殆ど用いられなくなった。
臭化カリウム（potassium bromide）：KBr＝119.00 。[末、1日1.5-3g 1回0.5-1g 分3]:適応：不安緊張状態の鎮静、小児の難治性てんかん。生体内で臭素イオンとして作用し、大脳皮質の知覚及び運動中枢の興奮を抑制する。[動態]T1/2:約12日、排泄：24-36時間で1/4-1/10が尿中排泄。
臭化カルシウム（calcium bromide）：CaBr2＝199.9。[注、1日200-1,200mg 1回200-600mg 分1-2]：適応：不安緊張状態の鎮静、小児の難治性てんかん。生体内で臭素イオンとして作用し、大脳皮質の知覚及び運動中枢の興奮を抑制する。[特徴]臭化物の中枢抑制作用は数日にわたる薬物の逐次的な蓄積作用によってのみ達成されるので、睡眠薬としては有用でなく、長期の鎮静の目的又は抗てんかん薬としてのみ用いられる。
ブロムワレリル尿素（bromovalerylurea)：C6H11BrN2O2 ＝223.07 。[1日0.5-0.8g 分1]:適応：不眠症、不安緊張状態の鎮静。作用の発現が速く、持続時間の短い催眠作用を示す。また、鎮静作用、抗痙攣作用、麻酔増強作用がある。[動態]排泄：脳その他の組織に分布し、一定時間後肝で分解され、無機ブロム体及び有機ブロム化合物に代謝され、尿に排泄。作用発現時間：20-30分（内服：0.5-0.8g)、作用持続時間：3-4時間（内服：0.5-0.8g)。
1)志田正二・編集代表：化学辞典 普及版；森北出版株式会社,1985    2)長谷川榮一：カラー版医学ユーモア辞典 改訂第3版；エルゼビア・ジャパン,2008    3)中井健五・他：薬理学 第2版；理工学社,1984    4)高久史麿・他監修：治療薬マニュアル；医学書院,2010
&#160;
&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160; [011.1.BRO:2010.9.8.古泉秀夫]
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		<title>『国会議員の能力』</title>
		<link>http://www.drugsinfo.jp/2012/04/26-222900</link>
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		<pubDate>Thu, 26 Apr 2012 13:29:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[医論薬論]]></category>

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		<description><![CDATA[&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160; 魍魎亭主人
 田中 直紀氏が防衛相に任命された。総理が防衛相に任命するほどであるから、それなりの人材なのではないかと思えるのだが、どうやらそうではなかったようである。防衛大臣が駄目なら、何処の大臣なら収まりが付くのかということになるが、甚だ申し訳ない話であるが、例え何処の大臣であれ、器そのものが大臣の器だとは思えない。
 しかし、彼は国会議員の期間は長いはずである。それにも拘わらず、国会議員としての適正まで疑われる状況になっているが、彼が国会議員であることの必然性はあるのであろうか。単なる会社勤めの会社員ではない。少なくと政治家としての志があって、国政に参加しているはずである。国の防衛は最も重要な課題の一つであり、政治家である以上、自身の基本的な立ち位置として、常に考えて置くことが必要なのではないか。
 政治家を志し、立候補する時に、国会議員になって何をするのか、あるいは何をしたいのかが明確になっていなければおかしいのではないか。その目的を果たすために、国会議員になると云うことであれば、自分が希望する分野について十分に勉強して、その分野に精通する。その結果大臣という席が用意され、十分に能力を果たすことが出来るのではないか。
 その意味からすれば、彼の防衛大臣は、例え順送りの人事、派閥均衡の人事で指名されたとはいえ、丁重にお断りすることが分を辨えた対応だと云うことではなかったのか。
 それはさておき、国会の質問を見ていると、大所高所から国の防衛の根幹に関わる問題について論議をするならいざ知らず、重箱の隅をつつくような質問を執拗に続けている。傍から見ていると、国会という非現実的な舞台で、茶番劇を演じているとしか思えないが、何時まで仮想世界で遊んでいるつもりなのか。テレビで放映されると云うことで、ここぞとばかり追撃しているつもりなのだろうが、次元の低い質問が繰り返されているのを見ると、もっと違うことでせめぎ合えやとうんざりしてしまうのである。
 所で見渡す所、民主党という政党には人材が居ないのだろうかという疑問を持ってしまう。永年の野党の党首という口先サービスの癖が抜けず、出来もしない沖縄の基地問題で安請け合いをし、完全に読み違いをした鳩山氏、原子力発電所の爆発という、国家緊急の事態に直面し、全く打つ手のなかった菅氏は、受け狙いで行動するという市民運動家の弱点を克服できず、野垂れ死に同然で総理の席を降りた。
 所で小澤さんは、消費税よりは先にやるべき改革があると、しきりに発言しているが、具体的な話は一言もしゃっべっていない。何が出来るというのか。政治家であれば、これ以上国の借金は増やせない。税収を確保しなければならないということは解っているはずである。国民に解るように具体的な話をすべきである。谷垣自民党総裁も解散、解散以外具体的なことは何も云ってないが、解散総選挙で、自民党が政権復活可能なほど、議席を獲得できるとは思えないが、それでもいいと云うことなのか。
 Mass mediaの発表を見ている限り、どの政治家も国民･国家のことを考えていると思えないが、どうされるつもりで議員をやっているのであろうか。議員になれば生活は安定し、勉強する時間は幾らでも取れる。懸命に勉強し、それぞれの専門分野の中で、どうすれば国民･国家のためになるのか、真剣に考えて貰いたいものである。
 それにしても政治家が小粒に為り過ぎたのだろうか。
&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160; (2012.4.4)   
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		<title>『後発医薬品』</title>
		<link>http://www.drugsinfo.jp/2012/04/26-222600</link>
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		<pubDate>Thu, 26 Apr 2012 13:26:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[医論薬論]]></category>

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		<description><![CDATA[&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160; 魍魎亭主人
後発医薬品を推奨する厚労省のいい分は、先発品に比べて値段が安いということである。
しかるに今回、薬価を精査している段階で、8成分9品目が先発品を上回る見込みであるとの報道があった[RISFAX,第5528号,2022.2.4]。所謂薬価の『逆転現象』が起こった原因は、商品に付加価値を付けようとする企業努力？、その結果、製剤的な工夫がされ、それを評価した結果だと思われるが、先発品の剤形と異なる剤形の製剤を、後発品として扱うこと自体に問題があるのではないか。剤形が異なれば、当然、吸収・排泄に差が生ずることが考えられるし、そのことによって体内動態が異なれば、効果は問題ないとしても副作用の発生状況まで全く同じとは云えないのではないか。
あるいはまた、見方を変えれば、たかが製剤上の工夫に、特に高い薬価を付けることの必要性があるのかどうかということである。つまり単なる製剤上の工夫ということにして、先発品を越える薬価は付けないという方策も考えられる。少なくとも後発品は先発品との比較で安くなければいけない訳で、僅か9品目とはいえ、先発品より高い後発品があったのでは、国民に嘘をいったことになる。
 更に患者の立場からいえば、後発品を推奨したいために、医療機関での取扱に、色々点数を附加することは、その分患者の個人負担が増えることになるため、有り難くも何ともないということになる。兎に角、後発品は安いということが売りで、TVの宣伝等も専ら安いを振りかざしている。
 ところで厚労省は、苦心惨憺、何でこれほどに後発品を推奨しているのか。医療費の総枠抑制のため、少しでも安くあげられるものは安くあげたいという、御国の政策ということだろう。それならこの際、製薬企業に協力を仰ぎ、特許期限を過ぎた医薬品については、その時点で薬価の7掛けあるいは6掛けという、後発品並みの切り下げをさせて戴いたらどうか。
 何れにしろ後発品が出れば売り上げは下がる。それならば薬価を切り下げてでも、使用の継続を保証された方がいいのではないか。更にいわせて戴ければ、無闇に後発品の製造がされているが、それはある意味、資源の無駄遣いに繋がるのではないか。 
&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160; （2012.4.4.)
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		<title>『北鎌倉-彼岸花探し』</title>
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		<pubDate>Thu, 26 Apr 2012 13:23:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[医論薬論]]></category>

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		<description><![CDATA[&#160;&#160;&#160; 鬼城竜生
江ノ電四季の花歩き-地図とガイド付き沿線花の名所案内-という江ノ電発行の三つ折りを手に入れた。彼岸花の咲く頃になると、何時も彼岸花の写真を撮りに出かけているが、今年は鎌倉に行ってみるかと云うことで、彼岸花の咲くところを、この三つ折りを調べてみた。
&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160; 英勝寺/鶴岡八幡宮/瑞泉寺/光触寺/東慶寺
の5ヵ所が上げられており、東京から出かけるとなると北鎌倉駅から近い東慶寺からということになる。京浜急行を横浜で乗り換え、JR横須賀線の逗子あるいは横須賀行きに乗り換え、北鎌倉で降りる。普通で乗り継いで、約1時間10分の行程である。
北鎌倉駅を降りて線路を渡って右側に出て、直ぐ傍にある“やま本きそば”で朝昼兼用の食事と云うことで、天ざるを注文した。最近、体重を気にして、あちこちで蕎麦を食っているので、麺類が嫌いだった昔に比べると、相当蕎麦についてはその味が気に為るようになっている。その感覚から云って、飛び抜けて美味い蕎麦だとは思わなかったが、観光地とは思えない値段で、これだけの蕎麦を食わせればまあまあと云うことだろう。それと最後に蕎麦湯を出して貰えたので、蕎麦湯を出さない店もある都内の蕎麦屋に比べれば数等ましである。 
ところで松ヶ岡東慶寺は、禅・臨済宗のお寺である。横須賀線北鎌倉駅前、徒歩3分のところにあり、開山は北条時宗夫人覚山尼。弘安八年（1285）開創。五世後醍醐天皇皇女用堂尼以来松ヶ岡御所と云われ、二十世は豊臣秀頼息女天秀尼、明治に至るまで男子禁制の尼寺で、駈入寺また縁切寺としてあまたの女人を救済した。今は前円覚寺管長釈宗演禅師を中興開山とする男僧寺。
聖観音（重文）、初音蒔絵火取母（重文）、キリシタン聖餅箱（重文）、古文書、縁切文書、禅僧の墨跡等は松ヶ岡宝倉に出陳、水月観音（県重文）は水月堂に安置。西田幾太郎、岩波茂雄、大田水穂、和辻哲郎、三枝博音、高見順、川田順、安部能成、鈴木大拙、小林秀雄、田村俊子等の墓、前田青邨筆塚、向陵塚、佐佐木信綱歌碑、四賀光子歌碑等がある[北鎌倉松ヶ岡東慶寺略誌より転載]。尚、東慶寺の歴史的な位置付けについては東慶寺で頒布している“井上禅定 東慶寺歴史散歩”に詳しい。
さて問題の彼岸花は、よろしくなかった。最も東慶寺は夏の花イワタバコが有名なところのようで、境内の接する岩壁の岩肌にびっしりと葉が張り付いていた。しかしイワタバコの開花は6月中旬頃である。その他、白木蓮、しだれ桜、花菖蒲、紫陽花、金木犀、冬桜、蠟梅、水仙、梅等がそれぞれの時期に見られるようである。
今年の彼岸花は、明らかに日並みがよくなかったということの様である。東慶寺の庭の彼岸花も、既に花落ちしているもの、咲いているもの、蕾のままのものと、バラバラで、本来であれば、満開でなければならない時期に、咲ききれないは名が残っているというのが、彼岸花にとって、今年はあまりよくなかったということの様である。一般に云われているのは、夏は暑く、彼岸の近辺に急激に冷え込むことが必要だと云うことである。そうすると一斉に花が咲き揃うというが、結構雰囲気を気にする花のようである。
彼岸花の花弁はリボン状で絡み合っており、雄蕊は6本、雌蕊は長く伸びた1本が目立つ。取り敢えずは葉は見当たらない。史前帰化植物とされる。別名として「曼珠沙華、天蓋花、死人花、地獄花、幽霊花、剃刀花、狐花、狐の松明、捨子花、歯っ欠け婆、葉見ず花見ず、野だいまつ、火炎草、石蒜（生薬名）等｣ 。更に特徴的なことは、花が終わってから葉が顔を出し、根には毒があると云うことだろう。そんな花の何処が良いのかと云われても困るが、兎に角気に入っていると云うことである。但し、無闇矢鱈に咲いているいわゆる群落にはあまり興味が無い。
東慶寺を出て右に鎌倉街道を行くと“甘露の井”（鎌倉十井の一つ）から流れ出る小さな池に架かる橋を渡り、石段を登ると浄智寺に行き着く。浄智寺は鎌倉五山の第4位、臨済宗円覚寺派に属する禅宗の寺院で金宝山が山号である。本尊は阿弥陀如来・釈迦如来・弥勒如来の三世仏で、それぞれ過去・現在・未来を象徴する。境内は「浄智寺境内」として国の史跡に指定されている。開基は北条宗政の夫人で、鎌倉幕府第五代執権・北条時頼の三男である北条宗政（1253-1281)の菩提を弔うために、弘安六年(1283)に創建した。墓を建てるみたいに簡単に寺院を建設するが、相当の財力があったと云うことなんだろうね。
開山には日本人僧の真応禅師南州宏海が招かれるが、宏海は中国の高僧兀庵普寧（ごったんふねい）と導師の大休正念を開山にして自身は準開山になる。なお兀庵普寧は文永二年（1265）に中国に帰国、浄智寺開山の7年前に没しているとされる。宏海は嘉元元年（1303)に死去し、以後、高峰顕日や夢窓疎石、清拙清澄、竺仙梵僊、古先印元などの高僧が次々と住職として迎えられているという。延文元年（1356)の火災で、初期の伽藍を失うが、室町時代頃には方丈･書院･法堂･五百羅漢像を安置した三門･外門･行堂・維那寮･僧堂などの主要な建物、あるいは蔵雲庵、正紹庵、正源庵・竜渕山真際精舎・楞伽院･正覚庵・大円庵･福正庵といった塔頭が建ち揃っていた。最盛期には七堂伽藍を備え、塔頭も11寺院に達した。元亨三年（1323）の北条貞時十三年忌には浄智寺からの参加僧衆は二百二十四人に達したと記録におり、浄智寺の総人員は僧侶以外も加えると五百人ほどに及んだとみられる。発掘調査では谷戸のずっと奧、天柱峠のすぐ下あたりまで人の手の加わった跡があり、おそらくは現在の円覚寺の規模に近いものがあったと思われると報告されている。
鎌倉幕府滅亡後も寺勢は衰えず、延文元年(1356)には火災で創建時の伽藍を失うが、室町時代にもまだかなり大きな寺で、上杉禅秀の乱のあとの応永二十四年（1417）に足利持氏が鎌倉に戻ったとき、まず浄智寺に入り2ヵ月以上滞在した。また持氏の子永寿王（後の足利成氏）が宝徳元年（1449）に鎌倉に入ったときも浄智寺に滞在したなどというのも浄智寺の規模の大きさを示しているのではないかとされている。しかし、15世紀半ばころから都市鎌倉そのものの衰亡と足並みをそろえて徐々に荒廃し、江戸時代末まで塔頭8院を維持したが、大正十二年(1923)の関東大震災でその大部分が倒壊し、こんにちの伽藍は概ね昭和になってから復興されたものであるとされる。
浄智寺を出て道なりに右に行き、踏切を越えた先に長寿寺がある。長寿寺は、JR横須賀線の北鎌倉駅より、鎌倉駅方面に向かい暫く行くと横須賀線の踏切を過ぎることになる。更に10分程度歩くと、長寿寺の山門を見ることができる。普段は公開されていないが、    石段を登ると茅葺きの山門、その奥に本堂が見える。長寿寺は臨済宗建長寺派の寺院で、山号を宝亀山という。鎌倉公方足利基氏が父尊氏の菩提を弔うために建立したと伝えられている。奥には足利尊氏坐像と古先印元坐像をまつる観音堂かあるというが、中には入れないので、正確なところは解らない。また背後に五輪塔があり、尊氏の墓だといわれているの説明が見られる。 
長寿寺の前を右に曲がる坂道が亀ケ谷切通で、道の反対側には「茶屋かど」という店があり、珈琲を飲ませるというので店に入り珈琲を依頼した。待つ間に店の庭に何気なく眼を向けたところ崖一面にイワタバコの葉が密集していた。時期になったら綺麗でしょうねと尋ねたところ、そこに写真がありますよと教えてくれた。葉のくどさに比べると紫色の花は儚げであるが、花の時期は6月頃ではなかったか。亀ヶ谷切通は鎌倉七切通の一つである。今回はこの坂を上り、彼岸花が見られるという英勝寺を目指すことにしていた。
亀ヶ谷切通を下った丁字路のところに岩舟地蔵堂がある。この地蔵堂は源頼朝の娘大姫の守本尊を祀っていると云われている。守本尊とされる石造地蔵尊は、舟形光背をもつもので、岩船地蔵の名の由来となったとされている。元禄三年(1691)に堂の立て替えが行われた時木造地蔵尊が安置され、胎内の銘札には、「源頼朝の息女の守本尊」と書かれていると伝えられている。岩舟地蔵堂は、海蔵寺で管理しているとされる。
岩舟地蔵堂の前を左に曲がりJR横須賀線の線路沿いに歩くと、寿福寺踏切の看板が掛けられた踏切に行きあう。その踏切をわたって右に行くと、本日の目的地の一つである英勝寺に辿り着く。
東光山英勝寺は、現在鎌倉では唯一の尼寺であるとされている。寺域は太田道灌公の跡地で鎌倉市扇ガ谷に位置する。英勝寺は水戸中納言頼房郷の准母である英勝院尼の創建で、寺域は広く風致極めて幽静といわれ、寶珠殿と呼ばれる仏殿には徳川三代将軍家光公寄進による運慶作の阿弥陀三尊如来像を安置している。寛永十三年(1636)に建立された。仏殿･鐘楼･祠堂等の建築様式は、他の鎌倉諸山と異なり、室町末期、桃山系統を象徴する江戸初期の名建築で、中でも十二支を刻む蟇股を巡らした仏殿、袴付きの鐘楼や石仏の来迎三尊仏を背景に彩色した祠堂は文化財として後世に残す価値があると紹介されている。
大正十二年の大震災に遭い、庫裡･蔵等は倒潰し、今は往時の面影をそのまま伝えているとは云えないが、仏殿･鐘楼･唐門･祠堂（廟・水戸光圀建立）等は、県指定文化財として異色を呈しているの紹介が、戴いた半截に書かれている。開基は、英勝院尼で、太田道灌から数えて四代の孫康資の娘であるとされる。徳川家康に仕え、家康の命により水戸家初代の徳川頼房の養母（准母）となった。家康公薨去（こうきょ）後、寛永十一年落飾（薙髪出家＝ちはつ）し、家光公より父祖旧縁の地、道灌公の故地を賜って、この地に英勝寺を創建した。英勝院尼は自身の菩提のため、念仏道場を創、頼房郷の息女小良姫を七歳の時に玉峯清因と名付けて得度出家させ、開山第一祖とした。玉峯清因尼は九十歳で入寂し、その間に英勝寺は寺領に三浦郡池子村に四百二十国の朱印地を与えられ、寺領に添えて源義家東夷征伐の時に旗を立てたと伝えられる旗立山（源氏山）を賜っている。山腹には道灌公の首塚があり、境内には『十六夜日記』を著した阿仏尼の卵塔、智岸寺稲荷等が在り史跡に富んでいる。
英勝寺尼入寂後代々水戸家の姫君が住持として入山していたが、嘉永六年六代清吟尼入寂後は水戸家からの住持は絶え、その後は徳川家の支援によって維持され、明治二十八年より松平家より住職を迎え、大正八年入寂以降は東京青山善光寺から住職を招請して今日に及んでいるの解説が参酌した半截に記載されている。
英勝寺の直ぐ近くに寿福寺という寺院があり、この寺は鎌倉五山の一つと紹介されている。   寿福寺の所在は鎌倉市扇ヶ谷とされ、臨済宗建長寺派の寺院。鎌倉五山第三位の寺院である。山号を亀谷山（きこくさん）と称し、寺号は金剛寿福禅寺という。本尊は釈迦如来、開基（創立者）は北条政子、開山（初代住職）は栄西である。鎌倉三十三観音第二十四番。鎌倉二十四地蔵第十八番。境内は「寿福寺境内」として1966年（昭和41年）3月に国の史跡に指定されたとされる。
寿福寺から鎌倉駅に向かう道に面して八坂神社という古い神社の社殿が見られた。境内には入らずに、正面からの写真だけにしたが、いい形をした狛犬が置かれていたようで、写真を撮らなかったのは失敗だった。
ところで鎌倉五山という意味がよく解っていなかったが、臨済宗の禅刹の寺格だと説明されている。官が任命した住持が順次上位の寺へ昇任させる五山の制度を中国から取り入れたもので、第一位の建長寺以下円覚寺･寿福寺･浄智寺･浄妙寺の順位であるとされている。
2011年9月22日（日曜日）の総歩行数10,558歩。
（2011.11.25.)
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		<title>「マラカイトグリーンについて」</title>
		<link>http://www.drugsinfo.jp/2012/04/01-014400</link>
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		<pubDate>Sat, 31 Mar 2012 16:44:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[医薬品情報Q＆A]]></category>

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		<description><![CDATA[KW:薬名検索･マラカイトグリーン・malachitegreen・malachitgrün・vert malachite・塩基 性色素・トリフェニルメタン系色素・局所用抗菌剤・毒性･発癌性
Q:食品中にマラカイトグリーンが添加されているとして問題になっているが、マラカイトグリーンの性状等について
A:マラカイトグリーンに関する新聞は次の通りである。
『神港魚類は3日、回収した偽装かば焼きから発癌性が指摘され、食品衛生法で養殖魚などへの使用が禁止されている合成抗菌剤「マラカイトグリーン」を検出したと発表した。同社は既に約45トンを出荷、一部は店頭販売されており、農水省の検査が終わった直後の6月19日から回収を始め、安全確認検査を行っていたという。発表によると2日迄に同社が回収した約13トンの中からマラカイトグリーン0.005ppmを検出し、神戸市保健所に届けた。同保健所は今回検出された合成抗菌薬の量について、「直ちに健康被害が出るレベルではない」と説明。改めて成分調査して検出されれば、同社に対し、食品衛生法に基づいてウナギの廃棄などを命じる方針。マラカイトグリーンを巡っては、昨年7月魚秀の親会社「徳島魚市場」が輸入した中国産かば焼からも検出され、約4トン分を回収。徳島県は同月、これらについて販売自粛を指導した。本来は焼却処分することが求められていたが、同社は今年6月「適当な処分業者が見つからなかった」として、焼却しなかったことを明らかにしていた[読売新聞,第47536号,2008.7.3.]。』
名称:[英]malachite green、［独］malachitgrün、［仏］vert malachite。&#160;&#160;&#160;&#160; 
一般的性状:トリフェニルメタン系の塩基性色素。有機色素。金属光沢を持った帯緑黄色の結晶。溶解性:水によく溶け、青緑色を呈する。またエタノール、メタノール、アミルアルコール類にも溶解。水溶液に塩酸を加えると黄褐色となり、水酸化ナトリウム溶液を加えると淡緑色の沈殿を生じる。溶液中において染料塩及び擬塩基の2イオン形ととして存在する。解離定数6.90。C23H25CIN2:364.90。最大吸収波長616.9nm、pH:2以下で黄色。光と空気の下で分解し、パラジメチルベンゾフェノンを生ずるが、分解は緩慢である。木綿、絹、羊毛、革の染色、インキの製造原料に用いられる。C.I.No.42000。CAS-569-64-2。
適用範囲:malachite greenは局所用抗菌剤として1.0-2.0%を使用する。広域の抗真菌スペクトルを持ち特に淡水魚のサプロレグニア症並びに淡水甲殻類の真菌感染症に対し効果的である。淡水養殖に対して抗原虫剤として用いられる。獣医分野では抗腸内寄生虫剤として用いられる。
作用機序・抗菌性:呼吸酵素毒として作用することにより抗微生物活性を示す。抗微生物活性はグラム陰性菌に対して最大であり、グラム陽性菌に対してはそれより低く、好酸菌及び細菌芽胞に対しては最小、活性低下をもたらす要素として血清体液、発育抑制作用（37℃-24時間判定）:pH7.2にでSt.aureusに1:80,000で作用する。
その他、malachite greenには還元作用があることから、活性酸素を発生し殺菌消毒作用を示すと考えられている。作用機序は酸化還元作用によるもので、細菌の細胞壁の特異的な合成阻害作用などがあるわけではなく、抗生物質、合成抗菌剤とは根本的に作用機序が異なる。医学生物学的にはオキシドール液、イソジン液などと同属の、消毒剤・消毒殺菌剤に分類される。
使用法:ニジマスの養殖池水の消毒には1ppm-20分間処理が有効である。その他、主に観賞魚などの白点病や水カビ病などの治療に用いられる。ただし、食用の養殖魚に用いることは2005年8月1日以降禁止とされた。
毒性:LD50 75mg/kg（ウサギ、経口）、LD50:80mg/kg（マウス、経口）、有機物と強い親和性を示し、動物細胞の核構成物質と結合する。米国では本品の催奇形性が示唆され、使用禁止とされている。ラットによる長期実験では、ラットの肝臓等に発がん性を有することが示唆されたとする資料がある。その病変の多くは腺腫であった。しかし他の遺伝子毒性試験は殆ど全てが陰性である。本物質は核酸塩基との親和性を持つ構造であるため、発がん性、変異原性が疑われるが、現時点では明確な毒性評価がない。FAO/WHOの1日許容摂取量(ADI)もまだ設定されていない。
マウス静脈内LDL0&#160;&#160;&#160;&#160; 3mg/kg(LDL0＝最低致死量）   &#160;&#160;&#160;&#160;&#160; 腹腔内&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160; 5mg/kg    ラット腹腔内&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160; 8mg/kg    天竺鼠腹腔内&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160; 3mg/kg
総合的な判断では、遺伝毒性を有する可能性は否定できず、現実に囓歯類での発がん性は示唆されているが、現時点では発がん性のメカニズムは明らかとなっておらず、発がんリスクは不明である。
アメリカでは1981年に、EUでは2002年に食品への使用が禁止された。ウナギへの残留が問題になった中国でも2002年に食用動物への使用が禁止された。日本では、食品衛生法により食品中から検出されてはならないとされている。しかしながら2007年7月に中国産の切り身さばから、2008年7月に中国産のウナギから検出された。
1)薬科学大辞典 第2版;廣川書店,1990    2)防菌防黴剤事典出版委員会･編:防菌防黴剤事典;日本防菌防黴学会,1986    3)古泉秀夫･代表編:医薬品情報Q&#38;A[7];株式会社ミクス,1992
&#160; [011.1.MAL:2012.2.12.古泉秀夫]    
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		<item>
		<title>「EAPについて」</title>
		<link>http://www.drugsinfo.jp/2012/03/30-014000</link>
		<comments>http://www.drugsinfo.jp/2012/03/30-014000#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 29 Mar 2012 16:40:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[医薬品情報Q＆A]]></category>

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		<description><![CDATA[KW:薬名検索･EAP・ethanolamine phosphate・エタノールアミンリン酸・ホスホエタノールアミン・うつ病・BDNF・脳由来神経栄養因子
Q:うつ病の診断に役立つ物質として紹介されたEAPとは何か。
A:EAP→ethanolamine phosphate、エタノールアミンリン酸。別名：ホスホエタノールアミン、ホスホリルエタノールアミン、2-アミノエタノールリン酸（2-aminoethanol phosphate)。エタノールアミンのリン酸化により生じる（→エタノールアミンキナーゼ）。
高等生物のホスファチジルエタノールアミン合成の前駆体（→エタノールアミンホスホトランスフェラーゼ、エタノールアミンリン酸シチジリルトランスフェラーゼ）。スフィンゴシンの分解、phospholipase Cによるホスファチジルエタノールアミンの分解の際にも生じる。反芻胃中の原生動物はこのものを転移してセラミドホスホエタノールアミンを合成する。
報告によれば、EAPは血中の濃度を測定することによって、うつ病の診断に利用可能だとされている。
日経ビジネス（2011.7.18,No.1600）は「技術＆トレンド」で、現在研究が進められている血液検査によるうつ病の診断技術について紹介している。内容は慶応義塾大学発のベンチャー企業、山形県鶴岡市のヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ（HMT）と「外苑メンタルクリニック」の川村則行院長が共同研究し、5月に発表したもの。うつ病患者と健康人の血漿に含まれる代謝物質を検査したところ、うつ病患者は健康な人に比べて、血漿中のEAPの濃度が低いことが分かった。EAPがうつ病のバイオマーカーとして使える可能性があるというもの。
この他、広島大学大学院医歯薬学総合研究科の山脇成人教授らの研究グループが、「うつ病診断の有力バイオマーカー候補を発見」したとする発表を行った。山脇教授らの報告は、神経細胞の発達などで必要となる「BDNF（脳由来神経栄養因子）」という遺伝子に関するものである。うつ病と診断されたが薬物治療を受けていない患者と、健康な人の血液を採取し、この遺伝子内で起こる「メチル化」を比べたところ、うつ病患者だけに特有の変化パターンが見つかったという。
両研究とも現在はまだ研究途中の段階だが、今後は血液検査を受けるだけで、客観的なデータからうつ病を診断できるようになる可能性がある。
＊BDNF(Brain-derived neurotrophic factor):標的細胞表面上にある特異的受容体TrkBに結合し、神経細胞の生存・成長・シナプスの機能亢進などの神経細胞の成長を調節する脳細胞の増加には不可欠な神経系の液性蛋白質である。現在、BDNFに関しては自閉症や痛風との関係等、神経疾患治療に応用可能な蛋白質として着目されている。 また、広島大学の栗原教授らによってBDNFが歯の関連細胞や血管の増殖、分化を促進することが発見され、歯周再生への関与が見いだされた。 すでに動物実験において、BDNFの投与した歯周病モデル動物が健常動物と同様の歯周の状態に回復させることに成功している。 一般開業医で可能な簡単な手術により、歯周病でダメージを受けた歯周を再生できる治療を目指し開発が進行中であり、国際特許出願をしている。
1)今堀和友・他監修：生化学辞典 第3版；東京化学同人,2002
&#160;
[011.1.EAP:2012.3.27.古泉秀夫]   
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		<item>
		<title>「パンケーキシンドロームについて」</title>
		<link>http://www.drugsinfo.jp/2012/03/30-013300</link>
		<comments>http://www.drugsinfo.jp/2012/03/30-013300#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 29 Mar 2012 16:33:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[医薬品情報Q＆A]]></category>

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		<description><![CDATA[KW:語彙解釈・パンケーキシンドローム・お好み焼き用粉･タコ焼き粉・ホットケーキ・ホットケーキミックス
Q:パンケーキ・シンドロームについて
A:お好み焼き用粉、パンケーキ･ホットケーキ等に用いられるホットケーキミックス等、粉材の保管が不十分なため、ダニに汚染され、それを摂取したことによりダニアレルギーを発症した症例が報告されている。
§近年、お好み焼き用の粉がダニに汚染され、多量のダニを経口摂取した事によりアナフィラキシーを来した症例が報告されており、衛生環境の向上により従来ほどにダニの経口摂取が見られなくなったことによる免疫学的寛容の低下が想定されている。今回、開封された後、数ヵ月を経過した粉を材料として調理したお好み焼きを摂取した後、アナフィラキシー症状を呈した5歳男児の症例を経験した。
§主訴として顔面紅潮・眼球充血･喘鳴･咳嗽･呼吸困難感等が見られた。家族歴として父親が花粉症と気管支喘息を、姉が気管支喘息の治療を受けていた。また男児は既往歴として気管支喘息を2歳より加療中であった。但し、食物によるアレルギーについては、現在までに罹患した経験はなかった。
§患児は自宅にて夕食時にお好み焼きなどを食べた後に、嘔気･咽頭痛を自覚した。若干の時間経過後、咳嗽、呼吸困難、顔面紅潮、眼球充血が発現し、救急外来を受診した。受診時、症状は改善傾向で、会話･歩行は可能であり、肺野に呼気性喘鳴を聴取したが、呼吸困難は軽度であった。男児はアナフィラキシーとして入院した。入院時IgE 558IU/mL。RAST score卵白2、卵黄0、小麦0、大豆0、ミルク0、オボムコイド（耐熱性卵蛋白）0、ヤケヒョウヒダニ6、ハウスダスト6。
§夕食の材料は[1]御飯、[2]お好み焼き･卵･キャベツ･マヨネーズ、[3]味噌汁･若布･豆腐、[4]缶詰のパインで、いずれも食べ慣れたものであったが、お好み焼きを灼いた粉は、前回開封後に、冷蔵庫には入れず、そのまま数ヵ月が経過していた。粉の真菌培養は陰性であったが、粉の検鏡により多数のケナガコナダニの成虫と虫卵を検出した。患児はヤケヒョウダニ・ハウスダストのIgE抗体が強陽性であり、今回の症状は多量のダニを経口摂取で起きたと考えられている。ケナガコナダニのIgE抗体の直接証明はないが、該当ダニ間の交叉抗原性や患児のケナガコナダニへの感作を推定した。
§1993年にダニの直接経口摂取によるアナフィラキシーの報告が初めてされて以来、各国で同様の報告が続いている。お好み焼き粉・ホットケーキなどの小麦粉製品中で繁殖したダニを摂取した数十分後に症状が出現する。ダニが発生した粉材を加熱しても発症は防止できない。現在までにチリダニ科・コナダニ科のダニによる汚染が報告されており、いずれも高温多湿下でよく繁殖する。開封後に常温で長期間おかれた小麦粉製品はダニ繁殖に適した環境となるため、開封後は冷蔵庫等に保管し、ダニの繁殖を防止すると共に、ダニアレルギーの児の発症予防に留意することが必要である。
§また原田ら（2011)は、近年本邦でも、お好み焼き粉又はタコ焼き粉に混入したダニによるアレルギー反応の報告例が増加しつつある。今回我々は、お好み焼き及びタコ焼き摂取後に眼瞼浮腫を生じ、諸検査により粉に混入していたコナヒョウヒダニによるアレルギー反応と診断した1症例を経験したため、併せて本症の発症機序に関する検討を行った。§粉に混入したダニによりアレルギー反応を生じた本邦既報告例を集計し、臨床症状・アレルギー疾患の既往歴・原因となるダニの種類等に関して検討を加えた。その結果、既報告例のほぼ全例がアナフィラキシー症状をきたし、かつ大部分でアレルギー疾患の既往を有していたのに反し、自験例では眼瞼の血管性浮腫のみをきたし、アレルギー疾患の既往は認めなかった。また、原因となるダニに関しては、当初は貯蔵ダニが原因であると考えられていたが、家塵ダニを原因とする症例も少なからず存在していたと報告している。   §喘息やアトピー性皮膚炎などの原因となるダニの正確な名称は「チリダニ科コナヒョウヒダニ属のヤケヒョウヒダニとコナヒョウヒダニである。人間の垢や抜け落ちた髪の毛などをえさにして1年中増え続けている。6-7月に増殖し8-9月に死ダニが増える。これが秋に喘息発作の多い原因の一つと考えられている。
§ヤケヒョウヒダニ（Dermatophagoides pteronissinus):虫体成分や分泌物などがallergenとなるアレルギー疾患の原因となるダニ。ヤケヒョウヒダニは、体長0.25-0.4mm、卵形で、半透明な乳白色。脚はやや桃色がかっている。    ヤケヒョウヒダニは、温度25℃、湿度70%の条件で、卵期 6.2日、幼虫期 10.7日、第1若虫期 8.6日、第3若虫期 10.7日で、卵から成虫になるまで約37日間かかり、成虫の寿命は約70日であるとされる。湿度60%以下では死亡率が高まる。卵は1日1-2個ずつ、生涯50-100個程度産み、成虫は数ヵ月間生存する。
§コナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae):虫体成分や分泌物などがallergenとなるアレルギー疾患の原因となるダニ。ヤケヒョウヒダニに酷似するが、雌は上生殖板の形状と第3、4脚の長さの違いで、雄は肛板の形状の違いで区別できる。   コナヒョウヒダニは、やや乾燥した環境を好み、映画館やバスの座席などでは本種の方が多くなるとされる。生育期間は25℃、湿度76%条件で、卵期 8.1日、幼虫期 8.2日、第1若虫期 17.0日、第3若虫期 6.6日で卵から成虫になるまで約40日間かかり、成虫の寿命は約77日であると報告されている。また生息密度が過剰になると数ヵ月間も発育を休止することが知られている。
§属名のdermaは皮膚を、phagoは食べるを意味する。表皮ダニとは、皮膚特に角皮落屑物（フケ、垢）を食べるダニという意味である。角質は最も硬いケラチンという蛋白質からなる。表皮ダニ類は強力な蛋白分解酵素を持っている。両種の形態や食性は類似しているが、生態学的特徴には大きな相違が見られる。表皮ダニ類は、ダニの虫体だけでなく、死骸、糞、脱皮殻などがアレルギーの原因（allergen）となる。気管支喘息、鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎等のアレルギー性疾患を生じさせる。気管支喘息は、体内に入ってきたallergenに対してアレルギー反応が起こり、ヒスタミンやロイコトリエンが分泌され、気管支を狭めたり、タンや咳を出させる。
§その他、ヤケヒョウヒダニとコナヒョウヒダニを原因とする“パンケーキシンドローム(pancake syndrome)”について、1993年に海外で初めて報告され、問題視されているとする報告がされている。また、パンケーキを初めとする粉材を原因とするアレルギー性疾患を防止する方法として、食材となる粉類の保管について、冷蔵庫内に保管する方法が推奨されているが、保管温度、湿度を低下させることで、表皮ダニの繁殖を抑制することが可能であるとされていることによる。
1)笠原靖史･他:お好み焼きによりアナフィラキシーを来した1例;新潟アレルギー研究会誌-第49回研究会記録-,28(2007)    2)原田 晋・他:お好み焼き粉、たこ焼き粉に混入したダニによるアレルギー反応の発症機序に関する考察;第61回日本アレルギー学会秋季学術大会,2011年11月    3)中林敏夫・他:医学要点双書10-寄生虫病学 第2版;金芳堂,1996    4)稲葉弥寿子・他:お好み焼き粉に繁殖したダニによる即時型アレルギーの2例;日皮会誌,120(9):1893-19002010)
&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160;&#160; [615.8.PAN:2012.2.19.古泉秀夫]
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